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2011年6月7日

小中学校の給食について

本日、教育委員会の方から、お話を伺いました。
(保育園については、保育サービス課とのことですので、再度伺いに行きます。)
突破口をあけるためにも、
給食の献立決定から、子どもが食べるまでの全体像把握に努めました。
そうすることで、今後、どこに調査を進めて行けば良いかが分かります。
また、今回お話をお伺いし、国政レベルでの決定事項が区政に与える影響の大きさを感じました。
現在の区の方針としては、国の安全基準で判断する方向ということです。簡単には逆らえない、という考えということです。
土壌の放射線の時もそうでしたが、国と区と、両方が独自で安全基準を調査・判断していく、必要性があると私は感じています。地方分権とは、そういうことではないかと。
以下に、ヒアリングの結果をまとめましたので、ご覧下さい。
●給食が子ども達に提供されるまで
ー給食の献立などの企画はだれが行っている?
小学校:各校に配置された栄養士さん(1名)
教育委員会で採用している。
教育者も兼ねている栄養士さん、または非常勤採用
されている栄養士さんが各校1名。
そして、各校から栄養士が集まる役員会で献立を
決めて行く(担当する校長なども入るそうです)。
中学校:小学校よりも、それぞれの中学校で独自に決めてい
る部分が強い。
ー仕入れは誰がどのように何を?
栄養士さんが献立にそって、仕入れる食材、仕入量、仕入先業者の決定権がある。仕入れ業者は野菜で2縲怩Rつの業者などと、学校を出入りしているところがあるそうです。
ーつくる人は?
栄養士は調理せず、
区で雇用している調理師、または委託業者の調理師が調理を 行っている。
●その他、質問事項
ー教育委員会で業者さんに対して指導、指示はしているのか
指導、指示はしていない。栄養士についてはする場合がある。
ー食材の選定について気をつけている事、安全基準や線量の基準値は?
出荷制限、摂取制限品目ではないものを確認するよう、教育委員会から栄養士に指示している。(基本的には、出荷制限、摂取制限品目のかかっているものは市場に出ていないですが)
安全基準については、国の発表している基準通りで行っている。
ー放射線量について
一定のものについては、産地での検査を通し出荷。
農林水産省で測定結果がでているのではないか。
ー松本市の事例を受けどう考えるか、どこで線をひくのか
板橋区独自で基準を設けるのは妥当ではないと考えている。
国に対し、信じていないと手をあげることになってしまう。
また、西日本の野菜のみを使う、と決定した場合、
物流経路から何からすべてをやり直さなければならない。
そして、給食の値段もあがってしまう。
また、被災地支援の観点からも、東北の野菜を使用しない、
という意思決定はどうなのか。
数字が一人歩きしているが、
超えたら健康に影響があるかどうかは確固たるものはない。
ー親御さんからの声
給食を食べなくても良いか?
牛乳の産地は?
給食の代わりにお弁当を持って行っても良いか
→親御さんの判断を尊重するよう指示している。
ーサンプリング検査を板橋で行うべきでは?
食材の調査は委託でなければできないことと、
76校別々に仕入れるため、難しい。
ー牛乳について
牛乳だけは、
東京都が業者決定をする。板橋区は、明治乳業が担当していて、産地の例としては北海道縲怺竡閧ナあるとのこと。
ー板橋区で工夫したいと考えている事
産地表示をしていきたいと検討している。
事後にはなるが、使った野菜の産地をHPなどでも公開していきたい。

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