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2015年3月19日

理想の議会とは?(井上温子Q&A:vol.5)

Q. 理想の議会とは?(井上温子Q&A:vol.5)
A. 政党や会派にしばられず、1人ひとりが信念に基づき議論出来る議会が理想です。
国政の政党政治*とは違って、地方議会は二元代表制です。
地方議会は本来、区長をトップとする行政が行う事業に対して、チェックを行ったり、行政があげてきた予算や議案を議決したり、住民からの声を活かして政策提案したりする機能を持っています。
つまり、行政 対 議会ということで、地方議会の中では、本来与党・野党が存在する必要はありません。会派や政党での賛否の拘束は本来必要なく、よりよい区政を目指して、それぞれの案件ベースで議論し、それぞれの案件ベースで議員の賛否が分かれればいいはずなのです。
しかし、実際の板橋区議会は自民・公明会派が与党といった構図になっています。
これでは、少数の意見がなかなか尊重されません。
私が理想とする議会は、政党や会派に関係なく、議員が信念に基づき、それぞれの議案や政策ごとに検討し議論し、賛否を表していくことです。
理想とはほど遠い現状ですが、何事も改革は1人からスタートだとも考えています。
2011年に完全無所属で当選させて頂いたのも、大きな一歩でした。
(板橋区議会では長年、完全無所属議員は誕生してきませんでした!!)
今後、時間はかかるかもしれませんが、会派や政党のしがらみにとらわれない無所属議員が増え、きちんと1人ひとりの信念に基づく議論の出来る理想の議会を目指していきます。
関連記事→「女の議会みち vol.3 意見がいえない議員がいる」(東京新聞 3/2朝刊)
(板橋区議会議員の集合写真です)
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板橋区議会の会派構成です。
●板橋区議会自由民主党議員団(自民党) 15名
●板橋区議会公明党(公明党) 12名
●日本共産党板橋区議会議員団(共産党) 8名
●市民ネット(維新の党、社民党、生活者ネット、減税日本) 5名
●民主党板橋区議会議員団(民主党) 4名
●無所属 1名
*国政は政党政治のため、政権をとった与党から内閣総理大臣や大臣が選ばれますが、区政は区長も議会を構成する議員も直接住民から選ばれます。

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