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2015年6月18日

一般質問報告(3) NPO・ボランティアの評価指標導入について

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こんにちは!先日6月8日(月)に開かれた本会議でおこなった、
一般質問の内容をご報告します♪
3回に分けてお届けしております。今回は三回目です。

平成27年第2回東京都板橋区議会定例会会議録(6月8日)
<NPO・ボランティアの評価指標導入について>
■井上温子:今後、ますますNPOやボランティア団体との恊働が必要となっていきます。
もう古い言葉となってしまったようですが、これから必要なのは、新しい公共を本当の意味でつくりあげていき、大きな政府ではなく市民参加型の「大きな社会」をつくっていかなければ、持続可能な社会を目指して行く事は出来ないでしょう。
NPO等の活動評価は経済価値だけで測るのは不十分であり、どれだけ社会的価値があるのかを測定することが必要です。
NPO活動によって、どれだけ行政コストの削減に繋がったか等、その評価を行う際に、SROIの活用が重要となってきています。小さな活動であっても、社会的価値を測定していくことで、正しい恊働を進めて行けないでしょうか。安ければ安い程良いでは、疲弊していってしまいます。適正な予算をつけていくことで、対等な関係性の構築、NPO・ボランティア団体の育成、そして持続可能な社会づくりへとつながっていくと考えます。SROIの導入を検討して頂きたいがいかがでしょうか。
区長:NPOが自主的に評価を実施していくことは、望ましいことと考えます。
NPO団体は活動規模も形態も多様でありまして、区が主体となって一律の評価基準を適用していくことは、 NPOの差別化につながることから難しいものとも考えています。NPO活動団体の活動評価につきましては、目的、方法、時期、コスト、評価結果の活用を含め、他団体の状況も見ながら今後研究をしたいと考えています。
■井上温子:介護保険改正によるボランティアの活用や取り組みはボランティアセンターを中学校区に設置し中心にして進めて行くべきと考えます。
ボランティアの活用が各部署で叫ばれていますが、縦割りになってしまっては、非効率であり、分野横断的に出来るのはボランティアセンターの強みです。見解を伺います。
区長:板橋総合ボランティアセンターでは、ボランティアセンターが1か所であるため、地域拠 点となる施設の必要性について、独自に検討を始めております。地域拠点施設の設置につきましては、当該検討結果を受けて、区としましても検討していくことを考えているところで あります。
■井上温子:ボランティアセンターについては、上記のように、今後の役割が増大していきます。きちんと見合った予算を確保していくことと、ボランティアセンターの公募に1団体しか応募がないといったことがないように、板橋区としてどういう団体と組みたいのか、公募に参加してもらえるように営業して行くスタンスを持つべきではないでしょうか。見解を伺います。

区長:板橋総合ボランティアセンターは、板橋区ボランティア活動推進協溌会の検討を受けて、 区民、NPO法人、区社会福祉協議会、板橋区の4者共同により運営をしておりますbボラ ンティアセンターの設置に関する基本構想におきましては、将来的に区内のボランティアや NPOの自主的な運営を目指しておりまして、運営状況や事業内容を考慮し、予算等も含め て共同団体とも協議を行い、今後の運営体制について検討していく考えであります。
議長:以上で、井上温子議員の一般質問を終了いたします。

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