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2011年11月7日

放射線測定機の導入に向けた保健所見学

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福島原発事故に伴う放射線の影響に心配をするお母さん方と、みんなの党の松島区議と私で保健所へ行ってきました。
理由は、食材の放射線測定を進めて行くために、ゲルマニウム半導体検出器を板橋区でも導入出来ないか?という、小さなお子さんをお持ちの親御さんの思いを実現させるためです。
保健所の検査室は、理科の実験室みたいな雰囲気でした。
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今回分かったことは、予算の問題だけでなく、ゲルマニウム半導体検出器(約2500万円)は重量が1トンと重く、保健所には置くことができないということでした。(床が抜けてしまうそうです…)
もう少し安い検出器は数百万円であり、細かい数字までは測定することは出来ませんが、こちらであれば、実現可能生は高くなりそうです。
ゲルマニウム半導体検出器に関しては、なかなか入荷されないということもあるようです。
被災地優先というのが理由ですが、これは当然のことでしょう。
また、そもそも本来的には、生産地で検査体制を整え、安全が確認出来ていることが重要である訳ですが、
現在の暫定機銃値や汚染牛等の問題もあり、地方自治体でも消費地としての放射線チェックが必要となったということがあります。
今回、実際に現場の方のお話を聞く中で、食材検査は、食べる前に分かることが一番良いのはもちろんであり、測定機の導入を進めて行きたいと考えていますが、色々な条件を見てみると、地方自治体での消費地(末端)でのチェックとしては、当初より提案させて頂いている残飯検査(毎日子どもが食べた1日分の給食をミキサーをかけ検査)が、現実的な手段であるとも感じました。
国の検査体制がしっかり出来ているのか、また、暫定基準値内であっても、子どもの口に入ったのは、どれだけの放射線量(総量)だったのかを確認出来るのは、自治体だからです。
放射線についての関心が区議会でも超党派で広がったこともあり、食前の放射線検査という最前の方法をとれることが良いと残飯検査の提案は控えめにしておりましたが、どちらも実現できずに時間が経ってしまっては良くないですし、検出器の導入とあわせて実現への道を再度探ってみたいと思います。
板橋区立小中学校給食用食材の放射性物質検査結果について
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_oshirase/040/attached/attach_40028_1.pdf
蕨市 学校給使用食材の放射性物質簡易検査
http://www.city.warabi.saitama.jp/hp/page000006800/hpg000006778.htm
蕨市では、簡易検査ですが、給食の食材検査を始めました。
☆私が、学校給食を廃止したいと考えているという誤解をお持ちの方がいらっしゃるとお話を伺いました。
全くそのようなことは考えておりませんので、ご理解頂けましたら幸いです。
共働きが増えている中で、給食がなくなったら困る方が大多数だと思っていますし、一緒に同じものを用意して食べるということも大事な教育でしょう。前代未聞の自体に対して、不安をお持ちのお母さん方がたくさんいらっしゃる現状に対し、状況の改善に向けての活動をさせて頂いております。よろしくお願いいたします。

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