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2018年10月10日

76事業78億円!板橋区の貧困対策事業。

76事業78億円!としている、板橋区の貧困対策事業(いたばし子ども夢つむぐプロジェクト)。
わ、板橋区すごい、そんな大きな額を貧困対策に予算化したの⁈
と思うのですが、
実は、関連事業として、既存事業を寄せ集めた総額になっています。(学童のあいキッズ、保育、コミュニティスクールとかも入っています。)

そうです、子どもが関わるものは、貧困対策に関連します。そこは、否定しないし、全庁あげて取り組むことです。
ただ、既存事業をそのままで貧困対策とするのはなしではないでしょうか。既存事業に、新しい工夫を取り入れたり、課題を発見し、支援につなぐ取り組みを目標としたりしなければ、プロジェクトとは言えません。
そこで、76事業それぞれに、どう貧困対策に取り組んできたのか、課題や成果は何か、それを受けて、今後どうしていくのか資料として頂きたいと、先日の子どもの貧困対策特別委員会で要望。
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その後、資料について出せる、出せないから始まり、これなら出せそうとか、何度か話し合い…。
76事業78億円としたのは板橋区。
それぞれの事業の個別具体的な話がなくて、子どもの貧困対策など言って欲しくないです。
子どもたちに接している現場の人たちは、きっと良いアイディアあるはずだし、そういった声を活かせたらとても良いものになるはず。
また、成果ばかりを説明されますが、必ずしも成果でなくていい。
できなかった課題は、なによりも貴重な財産。そこから学んで新しい取り組みにつなげられれば、それこそ価値があります。
子ども一人から学ぶことはたくさんあります。子どもたち一人一人の物語から、明るい未来をつくろうとする職員さんが増えていくよう、発信していきましょうと話し合いました。
来年度の計画に向けて、お願いした資料もなんとか考えてもらえそうです。

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