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2012年8月21日

20120821健康福祉委員会報告(区立特別養護老人ホームの建設を求める陳情)

今日の健康福祉委員会の議題は、陳情1件でした。
陳情の内容は、「区立特別養護老人ホームの建設を求める陳情」です。

区立特別養護老人ホームの建設を求める陳情
【 情旨陳趣 】
区立特別養護老人ホームを作って下さい。
板橋区の平成22年10月における特別養護老人ホームの待機者は約2200名で、21年8月からさらに265名増加しており、待機も4∼6年と長期化しています。
これからも高齢者の増加に伴って要介護老人は確実に増え、老人の生活を支える家庭介護及び施設介護はますます困難になっています。
この待機者の増加を解決するためには、民間業者の整備計画に依拠するだけでなく板橋区の積極的な施策が必要です。
区立の特別養護老人ホームを作って下さいますよう陳情いたします。
提出年月日 平成23年9月20日

現在、板橋区の特別養護老人ホームは13カ所、定員1291名。
そのうち、区立が2カ所、社会福祉法人が11カ所。
待機されている方は2040名。
新たに 要介護度4,5の方に向けて、300床程度、計画しているとのこと。
私は、継続審査としました。
(共産党・賛成、自民 公明 民主 無 ・継続)
理由は、
①施設の数を増やすだけでなく、小規模多機能型居宅介護 や地域包括ケアシステムなど、自宅にいながら、介護を受けられる仕組みづくりが必要ということ。
②待機者数に応じただけの施設を増やすには、多額の予算がかかりすぎてしまうため、①のような工夫が必要であるということ。
③板橋区では、区立ではないが、要介護度が高い方の為の施設は設置を予定していること。
④入居時や、入居後について発生した問題について区に責任を求めにくいこと、また区から施設に確実に指導等をしてもらえるのかは不確実であるということが、区立でない場合の課題としてあげられること。
⑤昨年10月の健康福祉委員会では、経費については、 民間でも区立でも基本的には同じであるという説明があり、そうであれば、④の課題を考慮すると区立での設置も一定程度検討の余地はあるのではないかということ。
以上の点から、継続審査としました。

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