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2014年4月12日

世田谷区の視察:②「空き家活用フォーラム」に行ってきました!

①「おとこの台所」に引き続き、「空き家活用フォーラム」の視察のご報告です。
「空き家活用フォーラム」は、世田谷区の空き家を地域貢献のため活用することを目的に、区が空き家のオーナーさんと地域貢献を志す活動団体を仲介しつなぐという事業です。
*1月にも世田谷区の空家等地域貢献活用事業を視察しています。その時の様子はこちら 
今回フォーラムに参加して、「世田谷らしい空き家等の地域貢献活用モデル事業」として採用され助成金を受けることが決まった、3団体の実際の活動の様子を聞くことができました。
会場にはたくさんの人が!

 
家族を亡くした子どもたちのグリーフサポート(悲しみを癒す支援)や、
自宅を改装(リノベーション)して、若者や高齢者が集える場を設けたりなど、
みなさんいろいろな工夫や努力をして、今まで使われていなかったスペースを地域の交流や憩いの場にしていました。
古い民家をスタイリッシュにリノベーションしたシェア奥沢↓

 
フォーラムでは、区外からもゲストを呼んで、空き家などの活用事例を紹介していました。
例えば、西国分寺で行われている「西国図書室」。
なんと自宅の一部を図書室として、地域の人が利用できるように開放しているのです。
本は地域の方々との持ち寄りです。
住人のご夫婦は、本や地域の人たちと触れ合うことが大好き。
家を無理のない程度にまちに開く「住み開き」という考え方に賛同し、この活動をはじめました。
さらにユニークなのは、「本が旅する」というコンセプトとそのしくみ。

本の持ち主は、自分のおすすめの本を持ち寄り、本籍証(本の戸籍)を書きます。
内容は持ち主の名前と、本の旅の期間(本を図書館に預ける期間)、おすすめポイントなど。読む人はこの本籍証を参考に、借りる本を決めます。
さらに、「旅の記録」という用紙が用意され、読んだ人が持ち主へのコメントを書くことができます。
本を手に取った人は、その本がどんな人に読まれどんな感想を得たのか、つまり、どんな旅をしてきたのかが、わかるというしくみなんです。
(西国図書室についてもっと詳しく知りたい方はこちら
本を通して人とのつながりが生まれるって、とっても素敵なことだと思いませんか?
同じ本をたくさんの人と共有できるうれしさや楽しさを存分に味わえる、とても魅力的な図書館だと感じました。
他には、高島平でサービス付高齢者住宅をはじめられているコミュニティネットの高橋社長も登壇されていらっしゃいました。
住む人の目線から、100年コミュニティをつくると全国で団地再生や多世代交流、小規模多機能や介護施設等、様々な事業を展開されている方です。
新しい価値観を沢山学びとれるフォーラムで、空き家が工夫や知恵でこんなにも面白く活用できるのだと驚きました。
後半のパネルディスカッションの様子です。
世田谷区長もいそがしい業務の合間を練って登壇されていました(右から2番め)!

団体からは、
「空き家のオーナーに直接活動の趣旨や想いを伝える機会がほしい!」
「地域貢献活動として通常の不動産契約のやり方ではないマッチングが必要」
という改善提案も出て、活発な意見交換となりました。
空き家が多いとその周辺の治安が悪くなってしまうし、もったいないですよね。
空き家を活用することで、いろんな人とつながりができるってとっても魅力的じゃないですか??
板橋区でも空き店舗、空き家・空室などを活用して、コミュニティづくりの実践を着実に進めていきたいと思います!

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