2012年3月17日
H24年度当初予算についての総括質問をします。
平成24年3月15日〜、予算審査特別委員会の総括質問が始まっています。
予算審査特別委員会(24年度当初予算関連)の総括質問通告一覧表は下記リンクをご覧下さい。
板橋区議会URL
私の質問日は、3月21日(水)午後。
内容は、 地域の交流拠点設置に向けて、3点から質問していきます。
1 地域の交流拠点「地域リビング」の設置について
(1)区予算における57.6%の福祉費と0.8%の産業経済費
(2)NPO活動推進やコミュニティビジネス活性化支援と福祉費
(3)世代を越えた場づくりと地域で担う公共
————-
どんどん膨らむ福祉費。
そして、どんどん減っていく産業経済費。
かといって、福祉費の中の、生活保護や障がい者、介護等に関する予算は簡単に削るべきものではなく、また工夫できても大きく削れないものです。
自立を促せる方にはそうしていけるような仕組みづくりは大事と考えますが、行政は、「誰でもがなりうる社会的弱者」へのサポートが1番大事であって、セーフティネットの役割が最重要と考えていますので、こういう部分を切り詰めていくのは好ましくないとは私は考えています。
しかしながら、このまま行けば、経済状況も見通しは明るくありませんし、国レベルでは少子高齢化がどんどん進んでいる。
さらに交付金は少なくなると財政もさらに苦しくなり、福祉費も今後も増え続けるのでしょう。
悪化する財政の中、区債を発行し続けてしまっては、今の若者、そして子どもに負担がかかっていく。
では、どうするか。
やはり、地域で担える公共は地域が担っていく。
民間の力をのばしていく。
これが基本だと思います。
今の行政の福祉は、過大な部分も多いように思います。
なんでも区にお願い、では、将来に続いていきません。
例えば、高齢者の生きがいづくり、子育てサポート。
現在は区が直接、または区からの委託によって様々な団体が重複して色々なサービスを展開していますが、NPOやボランティア団体等を活性化させていくことで独自で担える部分は大きいように思えます。
ボランティアの集まりでは、
「地域に場があれば、何か地域貢献出来るんだけどな。」
そんな声をよく聞きます。
行政は、区民やNPO、ボランティア団体の活躍の舞台づくり(インフラづくり)に特化し、また活動のサポートや創業支援をしていくことで、区民の活動が輝いていくまち、地域貢献したいという1人ひとりの気持ちが反映出来る様なまちづくりへ向けて提案していきたいと思います。
視点を変えてみると、生きがいづくりという福祉費も、生きがいづくりを目的としたNPOの創業支援にもなり得る。前向きなお金の流れへと変えていく事で、雇用創出も期待出来る社会起業を生み出していく板橋区にして行けたらと思います。
色々と準備をしていて、詳しく告知出来ずに申し訳ありませんが、もしお時間がある方は、ぜひ傍聴にいらして頂けましたら幸いです。
最後に質問をするので、おそらく3時〜5時位になると思います。
傍聴の受付は、板橋区役所10階の区議会事務局まで。