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2015年5月11日

板橋区議会の会派が決まったよ!

5月11日(月)のお昼に、板橋区議会議員46名と板橋区長や教育長、部長、課長等が顔合わせをしました。
そして、議員総会では、会派が決定しました。
板橋区議会会派別議員名簿(270508)
PDFはコチラ:板橋区議会会派別議員名簿(270508)
実は、選挙が終わって、当選した人が分かると、
少数政党の議員の中では、会派交渉が始まります。
会派交渉が始まったりしています。
会派とは、区議会の中で、一緒に活動を共にするグループで、同じ政党の人と一緒に組む事が多いです。基本的には、会派内で同じ表決態度(賛成や反対)をとることが多いです。
4人以上の会派だと、議会の運営を決めて行く幹事長会や議会運営委員会に代表者を出す事が出来たり、委員会の委員長や監査委員を出したりすることが出来ます。
しかし、逆にデメリットは、「会派拘束」があることです。
会派拘束をしないという会派もありますが、現状では、会派の人たち皆が賛成で、自分が反対したいという時には、それを態度では表明出来ず議場から退席をしなければならなかったり、議会での反対討論に立つ事は出来なくなってしまいます。
そもそも、二元代表制の地方議会の中で政党政治や会派政治が必要なのか?
全ての議案に会派内で同じ意見になるはずなんて、ありませんよね。
もし、「いつも会派内で同じ意見だよ!」という方がいたら、それは「思考停止」してしまっているのではと思います。
本当は、議案ベース、政策ベースで賛成する人、反対する人がいて良いはずですし、案件ベースで議員一人ひとりの信念に基づいて活発に議論出来る議会にすべきだと考えています。
ということで、私自身は無所属で会派も組まず、信念を貫きます。
せっかく、どこからの組織・政党にも属さず、しがらみがない中で当選させて頂いたので、議員活動もしがらみなく、是々非々で、そして政策勝負して行きます。
気にする事は、行政からの扱われ方や、議会の中の人間関係ではない。
地域住民に向かい合うこと。そして新たな風を吹かすための方策を探って行く事です。
(ちょこっと補足です)
私が会派を組むことがあるとすれば、「脱会派政治」の信念を持つ人がいたとき、無所属議員が増えたときです。
一度、そういう話し合いを何人かの議員へ提案したこともありましたが、会派政治を打開するためには、まずはそういう「会派政治やめようよ」っていう会派を結成しても良いと思っています。
理想を現実にするために、こういった柔軟な発想は捨てずに進んで行きます。
関連記事:理想の議会とは?(井上温子Q&A:vol.5)
Q. 理想の議会とは?(井上温子Q&A:vol.5)
A. 政党や会派にしばられず、1人ひとりが信念に基づき議論出来る議会が理想です。
国政の政党政治*とは違って、地方議会は二元代表制です。
地方議会は本来、区長をトップとする行政が行う事業に対して、チェックを行ったり、行政があげてきた予算や議案を議決したり、住民からの声を活かして政策提案したりする機能を持っています。
つまり、行政 対 議会ということで、地方議会の中では、本来与党・野党が存在する必要はありません。会派や政党での賛否の拘束は本来必要なく、よりよい区政を目指して、それぞれの案件ベースで議論し、それぞれの案件ベースで議員の賛否が分かれればいいはずなのです。
しかし、実際の板橋区議会は自民・公明会派が与党といった構図になっています。
これでは、少数の意見がなかなか尊重されません。
私が理想とする議会は、政党や会派に関係なく、議員が信念に基づき、それぞれの議案や政策ごとに検討し議論し、賛否を表していくことです。
理想とはほど遠い現状ですが、何事も改革は1人からスタートだとも考えています。
2011年に完全無所属で当選させて頂いたのも、大きな一歩でした。
(板橋区議会では長年、完全無所属議員は誕生してきませんでした!!)
今後、時間はかかるかもしれませんが、会派や政党のしがらみにとらわれない無所属議員が増え、きちんと1人ひとりの信念に基づく議論の出来る理想の議会を目指していきます。
関連記事→「女の議会みち vol.3 意見がいえない議員がいる」(東京新聞 3/2朝刊)

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