資料要求：行旅病人及び行旅死亡人等について (1)
【身元不明の死亡者数、無縁死の数
https://atsukoinoue.jp/atsukoblog/2556/ 】
ホームレス支援の活動をされている大学院の先生の授業を受けていて、調べてみようと思い板橋区に資料をお願いしました。
身元不明の死亡者数、無縁死の数の過去11年分。
(以下、身元不明を不明と略します。)
・平成18,19,20年度は15,18,14人(内、不明は5,6,4人)。
・平成21年度に30人へ増加(内、不明7人)。
・平成23年度に40人となり過去11年分では最大(内、不明18人)。
・平成24,25,26,27年度に26,22,17,11人と減少(内、不明11,9,4人)。
・平成28年度33人と増加(不明4人)。

平成21年度に急増したのは、20年のリーマンショックの影響でしょうか。
平成23年度に過去最大となったのは、震災の影響でしょうか。
昨年度も増加していて、この原因は何なのか。無縁死が29人は過去最大の人数です。(身元不明は、平成23年度の18人が過去最大の人数となっています。)

身元不明も、無縁死も、他人ごとに思いがちですが、
ひとりひとりの命を大切におもえる社会でありたいので、
今年度、新たなテーマとして取り組んでいきたいと思います。

「行旅病人、行旅死亡人（こうりょびょうにん、こうりょしぼうにん)」という言葉、知らない方多いかと思うので、下記をご参照ください。
Wikipediaより(https://ja.wikipedia.org/wiki/行旅病人及行旅死亡人取扱法 )
行旅病人 – 歩けないほどの病気にかかった旅行者で、診療を受ける財産を持ち合わせずかつ助ける者もいない者
行旅死亡人 – 旅行中に死亡し、引き取る者もいない者（行旅中死亡シ引取者ナキ者）