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2011年12月5日

陳情:成人式における祝い酒の廃止を求める陳情

区民環境委員会の陳情を紹介します。(今後出来る限り紹介していきます。)
–区民からの陳情–
【成人式における祝い酒の廃止を求める陳情】
要旨:税金の正しい使い方を成人者に教えるためにも成人式における祝い酒の廃止を願います。
理由:現在、成人式における祝い酒は全国どこも見受けられず、各県の女性団体交流会で板橋の成人式の話をすると、どこの県の団体からも笑われ、東京で本当にその様なことをやっているのかと不思議がられています。ここ数年いつも、私は全国交流会の場で、「板橋さんはどうしたのか」と言われ恥ずかしい思いをしています。18地区に分かれて地域が仲良くふれあう事はとても良い事ですが、未成年者も参加していることもあり、酒宴の形は今時よくないと考えます。税金の正しい使い方を成人者に教えるためにも成人式における祝い酒の廃止を願います。東京都では何処の区も祝い酒は行っていません。又、3、11の東日本大震災後、放射能で不安を抱えている地域や復興のために頑張っている地域の方々にも恥ずかしくないクリーンな行事のあり方を板橋区の若者達に伝えていただきたいと考えます。
 是非、この意見を議会で取り上げ、議論して頂きたく、ここに陳情もうしあげます。
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今回、この陳情について、いくつか調べました。
分かった事として、
・板橋の中では、18地区中14地区が酒類の提供をしていること
・東京都内の成人式において酒類の提供は板橋でしか行っていないこと
・23区において、以前、酒類の提供実績があった場合、中止した理由と廃止した年
 江東区:H18年迄実施 慣例で実施していたが、成人式執行時点では、20歳の誕生日を迎えていない対象者がいることが議論となり、取りやめることとなった。
 江戸川区:昭和57年または58年 酒類の提供は好ましくないという時代の流れがあり、中止した。
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私としての考え方:
23区内で比べて、他がどこもやっていないからやめるべきだとは思いませんし、逆に23区でどこもやっていないことを板橋の特徴として積極的に活かしていくということは今後、他の施策においても大事だと思っているのですが、今回、成人式でのお酒の提供については未成年者もいるということからも廃止した方が良いのではないかという考えを持っています。
今日の、区民環境委員会で質問をし、最終的に考えたいと思っています。
–区民環境委員会での審議結果–
職員からの説明の要旨
板橋では18地域ごとに成人式を祝っている。
23区でも板橋区だけ。成人式の参加者数の割合は23区で6位。
地域の人たちとともに、それぞれの地域で成人式のやり方を決めて行きたいとのこと。
青少年健全育成活動等で、地域で育ってきた子どもたちと祝杯をかわしたい気持ちも分かる。
未成年者については、掲示をしたり、放送をしたり注意喚起をしていく。
結果:継続審査となりました。
私は1人、陳情の採択を主張しました。
理由としては、1月上旬に開催の成人式の時点では、
1/4の人がまだ未成年だということが大きいです。
注意喚起をするといっても、参加者は、お酒を飲んでしまうのが実情でしょう。
4人のグループで、「あなたは誕生日が2月だからお茶ね」という状況が想像できるのでしょうか。
一般目線で行けば、「数ヶ月の差なんて、飲んでも大丈夫だよ」となりませんか?
建前として、注意喚起をしたとしても、実際守られるとは想定しにくいのではないでしょうか。
私個人としては、数ヶ月くらいおおめにみたら?と思ってしまいそうですが、
公の立場としては、上記のような事が想像できる以上、お酒の提供は廃止するべきかと思います。
20歳のお祝いとしてのお酒は、各々で集まってお祝いをしてはいかがでしょうか。
また、地域ごとでの特色を活かした成人式のお祝いについては、お酒がなくて支障がでるものではないはずです。
今後も、地域が関わる温かいアットホームな成人式が続いていけば良いなと思っております。

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