2020年は、来年度、新たに始める交流拠点の実現に向けた「準備」の年となりました。

2021年は、今までの実践や学びを活かし、新たな拠点づくりを実践する「チャレンジ」の年になりそうです。

新しいことにチャレンジすることは、怖くもありますが、社会課題が複雑化、多様化する中で、この拠点があることで、温かい気持ちになれたり、希望の光が見えたりするきっかけが生み出せたらと思い、勇気を持って進んでいきたいと思います。

居場所に限って、過去を振り返ると、2006年からコミュニティスペースに関わってきて、交流拠点を52カ所へと、一大政策に掲げ2011年に区議に。

2013年からは地域の人たちと多世代交流拠点「地域リビング」を実践。

2017年、居場所の制度化が一部実現できたものの、壁にぶつかり2019年まで、大学院に入学し学び直し。授業を受けたり、論文、紀要の執筆をしたりしてきました。

もう一度、原点に帰り、実践の時期に入ってきたと思っています。

実践、研究、提言のサイクルを繰り返し、地域社会に見える形での変化を起こしていきたいと思います。

新型コロナウイルスの影響で、多世代交流が否定されるような年となりました。

コロナが蔓延し始めた頃、子ども食堂でわいわい楽しくしている姿を見て、こんなにストレスを感じた経験はありませんでした。

高齢者に話しかける子ども。普通ならとても良い光景なのに、「今はコロナが流行っているから近づかないでね！」と話している自分。

何かあったら取り返しつかないし、いかに状況を理解してもらえるか。マスクをしない人がいた時に、何度もお願いする憂鬱さ。

日本の医療体制や現状の指針とか、違和感を持っていて、違うのではと思うこともあるけれど、お互いに気をつけ合う必要はあり、どう活動するか考えさせられた年でした。

一旦、活動を縮小しましたが、やはりこのような時こそ居場所が大事だと、感染対策をしながら活動を継続するという決断をしました。蜜を避けるためには、縮小よりも活動回数を増やして1回あたりの人数を減らす方が良いと考え、活動回数を増やしたり、室内でやっていた音楽会を外でやったりするなど変化の年となりました。

ボランティアさんには無理をさせないということで、ボランティアさんの人数は半分くらいになりました。こういう時は、できる人が、できるだけ活動をしながら支え合いを継続していければと思います。

明後日から緊急事態宣言が出される予定ですが、引き続き、活動を継続していきたいと思います。

2020年の始まりとともに、コミュニティネットワーク協会の高橋さんとお会いしました。

ゆいま〜る高島平を立ち上げられた時に何度かお会いしていましたが、久しぶりの再会です。

そこから、新たな拠点づくりについての検討がスタートしました。

現在、向原で多世代交流の拠点の企画が進んでいます。来週くらいから「オンラインのつくる会」をやる予定です。ぜひ、ご参加下さい。

昨年末に、おなだかさんから板橋本町の空き家について、ご紹介がありました。12/31にドリームタウンのメンバーと健やかネットワークの佐々木さんと案を出し合った企画書を送付し、昨日、家主さんから前向きなご返信をいただきました。

こちらはまだまだスタートラインに立てそうだ、というところではありますが、先日、立教の学生さんとお話をしたところ、とても関心を持ってくれました。

10代、20代の仲間も企画側として一緒に活動ができるような拠点になったらと思っています。

コロナ禍においての教育のあり方、家庭にあわせた個別対応の徹底、オンライン教育の推進についてや孤立による体力の低下、認知症の悪化、うつ・自殺の増加に対する取り組みの強化、個人・事業者への支援策、板橋区PCRセンターの有効性についてなど様々な提言を行ってきました。

2020年は、特別支援教育や障がい者就労、児童相談所、虐待について重点的に取り組んだ年となりました。議員3期目となり、今までわからなかった分野を深めていける機会をたくさんいただいています。この機会を活かして、提言の幅を広げ、質を上げていけたらと思っています。

コロナ禍が続きますが、コロナだからと様々なものが停止しがちです。コロナに起因しない困りごとや通常業務が止まることによる弊害も意識して受け止めていきたいと思います。

安心して困ったり、失敗したりできるセーフティネットの構築と、コロナ後を見据えた共生社会の具体化を進めていきます。

最後に。

2021年1月1日は、毎年恒例で、地域リビングでお雑煮をつくってのスタートとなりました。

今年はチャレンジの年。

たくさんの人との縁を大切に歩み、

明るいニュースを発信できるよう努めていきたいと思います。

今年もよろしくお願いいたします♫