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2023年2月22日

子ども家庭部長へ「児童館(全26館)調査報告&提案書」をお渡ししました

昨年の5月〜8月に児童館の全館調査を行いましたが、昨日、子ども家庭部長に、
板橋区児童館(全26館)調査報告書及び活用提案書
2022年5月〜8月の<児童館における夕方の利用実態調査>を終えて
をお渡ししてきました。
26の児童館の館長さんにも、調査にご協力いただいた感謝の気持ちを込めて、報告書を用意させていただきました。
調査結果と提案事項は以下です。

<調査結果>

①夕方の児童館は利用人数が少ない
 1館あたりの平均受付数は、午前よりも午後は37%少ない。
 また、おおよそ、1時間あたり平均6.9人が利用している(おおよそ大人3人、子ども4人のイメージ)
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②1館あたり1~2部屋が使われていない
 夕方の時間帯に訪問し、30分以上あけて利用人数を2回カウントしたところ、1回目は45%、2回目は37%の部屋が使われていなかった。
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③ホールの利用が5組以上あったのは27%
 ホールの利用人数が5組10人以上であった館は26館中7館であった(27%)

<今後の児童館についての提案>

①夕方以降と夏休みの午後 13 時からは、ホールを小学生向けにすること
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②Wi-Fi の整備を行い、小学生が宿題をしたり、ゲームをできるようにし、児童館に行きたくなるきっかけをつくること
(最初のきっかけはゲームでも、そこから声かけして、様々な遊びに誘うなどができるのが児童館職員がいる強み)
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③児童館の利用申請書が廃止され、気軽に来られるようになったこと、小学生の利用を歓迎していることを子どもたちに知らせること
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④現状の児童館においても、小学生の受け入れを柔軟に行うこと
※柔軟に…定員に達していないプログラムの参加、あるいは、ルールを守れる場合は参加できるなど、共通の認識を作成してください。
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⑤学区ごとの小中学生の遊び場、居場所の調査及び計画を行うこと
あいキッズやi-youthのことも番外編で取り上げました。
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共通認識を持てた部分もありましたが、提案しても、なかなか動き出さない場合もあると思うので、今後、こどもの学区ごとの遊び場調査も行ってみようかと検討しています。
『こうであったらいいな』、『こんなこと困っている』と言った声から、調査を行っていき、研究結果で勝負していけるような取り組みを増やしていきたいと思います。

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