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2015年1月4日

2015年、「安心社会」「社会的包摂」「コミュニティづくり」をキーワードに頑張ります!

新年、あけましておめでとうございます。
昨年も、たくさんの方々にお世話になりました。
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2014年の抱負で、私は、
「地域の交流拠点を運営する人たちのネットワークづくりにチャレンジします!!」と書きました。 
(2014年ブログより抜粋 :
現在の縦割り行政では、高齢者は高齢者施設へ、障がい者は障がい者施設へ、子どもは子育て支援施設へと、自分とは違った立場や状況の人と出会う機会が少なく、互いに理解し合ったり、対話の機会を持つことが難しい社会となっていると考えています。
隔離された環境、社会課題に気付きにくい地域社会は、行政任せになりすぎて福祉費が増大し続けたり、本当に助けが必要な人に支援が届かなかったり、政治に対して当事者意識が持てなかったりと、今後の少子高齢化社会の中で、致命的なことだと思っています。
そうしたことからも、2011年に、地域の交流拠点「地域リビング」を区内すべての生活圏内に設置することを掲げました。
地域社会の中での地域の交流拠点の役割を明確にし、地域福祉を向上させていくためにも、今後は地域の交流拠点を運営している人たちとネットワークを組み、行政と対話をしながら、情報共有を進めていきたいと考えています。


実際に、約10ヶ所の交流拠点運営者の方々とつながり、
コミュニティスペース連絡会を立ち上げることが出来ました。
NPO活動として、私自身、地域の人たちと、
「地域リビング」という地域の交流拠点を運営していますが、
地域福祉の拠点としての機能を充実させていったり、
行政や企業との連携へとつなげていくためには、
1団体が単体で存在するのではなく、
同じような活動をしている団体がつながり、情報発信や共有をしていくことが必要だと考えています。
そうすることで、少しずつ社会変革をおこしていけるものだと思っています。
このコミュニティスペース連絡会が立ち上がったことで、行政側にもその存在を示すことが出来、「貧困連鎖解消のための子どもたちの放課後の居場所」としてや、「要支援1、2の高齢者の居場所」として活用していく方針や場づくりを支援をしていく方針が行政から示されつつあります。
2011年に「小学校区53ヶ所に地域の交流拠点を」という大きく打ち上げた私の一大政策ですが、それが現実化されていこうとしています。
当初は、「そんなこと出来るはずがないでしょ」と言われたこともありましたが、状況は大きく変化してきました。
地域の交流拠点の活動が横でつながっていき、声として束になってきたことで、「民意」となったのだと考えています。

現在は、板橋区内に約10ヶ所のコミュニティスペースが存在し、志ある方々が、運営を工夫して頑張って来ていますが、今後、新たな拠点の立ち上げを目指す方や既に運営されている方には持続可能にするための行政との連携方法等、当事者の方々との話し合いを通じ、1つ1つ提案していきたいと思います。
「コンビニくらい地域の交流拠点があるまちづくり」をしていくことで、
板橋区のまちを歩いていると、多世代や多国籍、障がいの有無も関係なく集っている場を見かける、そんな風景のあるまちを目指しています。
それくらい、交流拠点が広がると、まちの「空気」が変わっていくように思っています。
具体的には、多様な人と関わるきっかけがまちの中にあれば、
自分との違いや能力の差等で、排除とか、差別のない、支え合えるまちにつながると思っています。
貧困家庭や1人親家庭や共働き、核家族、一人暮らしの高齢者、障がい者やその家族、外国人。
色んな人たちが地域にはいますが、誰もが社会的弱者になる可能性があるからこそ、「安心社会」を築きあげていきたいです。
「安心」が根底にあるからこそ、「余裕」が生まれて、「経済」や「地域活動」も活性化するのだと考えています。
逆の「心配社会」では、他人のことより、まずは自分だし、子どもの教育費や老後のことが心配で、お金は貯め込みますよね。
私は、区議会議員なので、「教育費は大学まで無償化。そのかわり、卒業は難しくし、大学の数も減らす。また、大学だけでなく、専門学校等、多様な選択肢を増やし、技術職等への道も充実させていく」とか、考えていても、難しいところですが、そういう価値観で、「安心社会」から、「誰もが輝く地域社会」を目指していきたいと考えています。

「安心社会」「社会的包摂」「コミュニティづくり」をキーワードに、
今年も一生懸命頑張っていきますので、今後ともご指導よろしくお願いいたします。
区議会議員(無所属) 井上温子

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