2015年3月25日
「地域交流拠点」とは何ですか?(井上温子Q&A:vol.8)
Q. 「地域交流拠点」とは何ですか?
A. 赤ちゃんから高齢者まで、障がいの有無や国籍をこえて、地域の人たちが集える地域の居場所です。
Q. 「地域交流拠点を増やす」ことがどうして「住民自治の向上」になるのですか?
- 地域に接点がない人に、地域課題解決の話をしても、ピンと来ないのではないでしょうか。働いている人にとっては、自分が住むまちは、単に寝に帰る場所だという人も多いです。
自分自身の経験から言えることは、まずは、地域に仲間をつくること、そして、自分とは違った多様な人と出会うこと、遊びやプロジェクトを通して、まちで食事をしたり遊んだりすることから出発です。そうしている間に、次第に、多様な人の生きる環境や地域を知る機会になります。
そして、その人たちが困っていたら、家族が困っていたら、その課題に関心をもったり、行政に関心を持つことにつながります。
地域の交流拠点は、その原点である、多様な人と人との接点を生み出す場なのです。