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2015年6月30日

こどもの池(じゃぶじゃぶ池)見直し計画について

こどもの池。
元々は、39ヶ所ありましたが、将来的には20ヶ所に削減されるのをご存知ですか?
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浮間公園のじゃぶじゃぶ池 出典:www.tokyo-park.or.jp
まちの人が「こどもの池」を管理、運営してくださっていることもあり、コミュニケーションの場となったり、夏場の遊び場として、一般のご家庭が利用するにとても良い環境です。
また、さらに、小規模な保育所が増える中で、こういった「こどもの池」の存在は、大変重要になってきていると思っています。
認可保育園でも4歳、5歳のお子さんは園のプールではのびのびと遊べないため、こどもの池を活用されているというご意見も聞きましたが、小規模な保育所でプールがないところは尚更、こういった共有プールの存在が大事になると思います。
経費がかかりすぎてしまったり、場所がないということで、園庭やプールのある認可保育園をあまり増やさずに小規模な保育所の設置を進めて行くのであれば、最大限に地域資源を活かし、子どもたちが思いっきり遊べる環境づくりを進めていく必要があり、慎重に検討をするべきだと思っています。
6/11に、私が所属する「都市建設委員会 」で議題となった「こどもの池」(通称じゃぶじゃぶ池)についてご報告させて頂きます!

◆こどもの池(通称じゃぶじゃぶ池)見直し計画について

平成27年6月11日(木)、都市建設委員会定例会議事録より抜粋

【こどもの池(通称じゃぶじゃぶ池)見直し計画の概要】

区内29カ所のうち3カ所(舟渡三丁目後援、下赤塚児童遊園、大谷口児童遊園)を平成30年までに廃止。のち、検討を重ねながら、20カ所に削減する。
従前は39ヶ所ありましたが、経営刷新計画によって平成16年までに10ヶ所の廃止を行った。
※ 資料はこちら http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/069/attached/attach_69970_9.pdf

・小学生以下の子どもたちの夏季の水遊び場として、公園内に設置されている水深の浅いプール形態の施設。主に町会組織を主体とするこどもの池管理運営協力会が運営している。

・見直し計画の背景 現在、区内に29カ所(平成16年の見直し計画時39カ所→29カ所に削減)あるこどもの池は、開設から30~40年が経ち、老朽化が進んでいる。利用者数は、平成26年度実績:42,227人(保護者を含め 64,329 人)。
・運営経費: 昨年度決算額:32,731 千円(水道料金除く・施設補修経費含む)。利用者1人1回当たり経費:775 円 ・改修整備経費1施設あたり概ね3000 万円~8000万円程度(施設規模による)
・住民へのアンケート結果
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■井上温子
保護者や保育園に意見を聞いた。認可保育園だと園内にプールがあるが、スマート保育が進んでいて、小さな保育所やか認証保育所に関しては園内にプールがないため、夏場の遊び場としてこどもの池が役立っているという話を聞く。今回の見直しに当たって、そういった保育園の意見や、どこの保育所がどこのこどもの池を使っているのかなど、意見は聞いたのか。

■みどりと公園課長
個別の保育園に当たってはいないが、団体利用している保育園にはアンケート調査をした。夏場のいい施設になっているという声が届いている。

■井上温子
認可保育園についても、園内のプールでみんなが遊べるわけではなく、5歳児や4歳児は園内だけでは不十分だという話も聞いている。アンケート結果というのはどのような意見があって、それをどう今回の計画に反映させたのか。

■みどりと公園課長
今回のアンケートをもって、改めてこどもの池が役立っているというニーズを把握したところ。今後、こういった意見を受けての対応だが、もともと平成23年にたてた「板橋区緑の基本計画いたばしグリーンプラン2020」は、原則として、人がつかない水遊び施設への移行を前提にしている。ただ、昨今猛暑が続くことや池ならではのよさを十分認識したので、全ての施設を噴水等に移行するのではなく、将来的には20か所程度は残す形で進めたいと考えている。

■井上温子
アンケート結果については、ぜひ資料としていただきたい。今、待機児解消のために保育園を増やしている。そういった中で、保育園や保育所の人たちが使う共用の場所としても多分機能がかなり重要になってくるのでは。また、高島平七丁目公園のじゃぶ池の利用が集中しているので、保育園は利用を加減してくださいという通達があったとのこと。じゃぶ池の利用がかなり混雑している地域というのもあるのではないか。他にもあれば知りたい。

■みどりと公園課長
アンケートの結果は要約してお示ししたい。確かに保育園児の方が多いようだ。園庭がない保育園に帰っていかれるケースもある。公園についても保育園同士が遊具でバッティングして、利用時間を園ごとに分けるような工夫はできないかといった相談も受けるぐらい、こどもの池に限らず、かなりの利用が集中している状況。そういった意味では我々もなるべく遊びをふやしていかなくてはいけないのですが、今の状況だと厳しい。七丁目公園の池の話は私たちでは把握していないが、混雑した状況があったと思われる。その点に関しましてはこどもの池の管理運営協力会のほうに確認してみたい。

■井上温子
ぜひその情報収集をしていただきたい。さらに20カ所に削られると、さらに子どもたちを水場で遊ばせる機会がなくなってしまうのではないかという意見も聞いている。認可保育園を増やさないのであれば、こどもの池ぐらい確保しておいてもいいのではないか。 今回廃止になる3カ所についても、ここを利用している保育園や保育所の方がいるのか、また、利用可能な距離に代替施設があるのか等調べていただきたい。

■みどりと公園課長
できるだけ把握していきたい。声についても聞かせていただきたい。 また昨今は、ミスト発生装置など夏場を涼しく過ごせるようなものも出てきた。こどもの池だけでカバーするのは難しいので、夏場のお子さんの健康にも配慮しながら、涼しめるような工夫 について研究してまいりたい。

■井上温子
幼稚園に預けている方にとっても、夏場のこどもの池は重要ではないかという意見も聞いている。最近、板橋区で保育園や幼稚園に預けない方の支援をしていこうということで、児童館を乳幼児の専門にしていく方針が出ている。それと何か逆行しているのではないかという意見も若手世代からはかなり出ている。本当に20カ所まで削減していいのか疑問。

■みどりと公園課長
板橋区は23区全体でもかなりこどもの池の数が多い。改修経費も高いため、区として は厳しい。続けてはいくけれども絞ってきちんとやっていきたいので、ご理解いただきたい。

■井上温子
23区で多いという比較で語るのではなく、子育てNo.1を目指すならば、きちんとそれに見合った検討をしてほしい。
費用の件だが、認可保育園にそれぞれプールをつけることに比べたらいいのではないか。一般の人たちも来られ、保育園、スマート保育の方たちも来られる。そこの中身を見ていくことが必要だでは。板橋区はぜひ生産年齢人口を増加させたいと言っている板ので、総合的に考えては。
利用が全くないところを廃止するなとは言わないが、今の認可保育園、スマート保育化というのを含めて、区ができることというのを重点的に考えていただきたい。

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<今後の進捗について>

委員会での議論を受けて、行政側は一応検討するということですが、今回3カ所削られるの決定しているようです。 今回の件は、行政の業務の報告事項となっているので(条例や陳情ではないので)、議決がなく、議論して終わりという形になります。
〜区民から陳情を出して再度議論をするという選択肢もあります〜

身近な問題が話し合われるのが地方議会です。
じゃぶじゃぶ池についてご意見がある方は、ぜひお寄せください!

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