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2012年1月20日

放射線対策について(給食)

板橋区では、昨年12月29日に板橋区のHPでも情報公開されましたが、
給食食材の民間検査機関への委託によるサンプル検査を1月に実施、また幼児・児童・生徒の内部被ばくを確認するため、給食一食分の全量検査を新たに実施することとなりました(詳細は上記リンク先をご覧下さい)。
本日、学務課の方とお話をしたところ、1月の12日、13日に検体を採取したとのことです。検査はこみあっているようで、結果が出るのに時間がかかっているようですが、もうまもなく(週明け)には公表できるのではないかとのことでした。
今回は、サンプル検査を小中学校で5校、牛乳・米・白身魚等8検体。
給食の全量検査については、3校(小2校中1校)実施しているとのことです。
どのくらいの周期で今後実施していくかは検討中ということでした。
私からは、「区の役割や予算・効率面から考えて、全量検査を週に1度実施してはどうか」と提案させて頂きました。
理由としては、数ヶ月に1度の検査では効果が見えにくいですし、また特定の食品を検査する場合には、1つひとつの食品に対して検査費用がかかり費用が膨らんでしまうこと、また、他の自治体を見ていても、ほとんど不検出のことが多いのも事実としてあげられます。
また、消費地に近づけば近づく程、1つひとつの食材に対しての検査は非効率になってしまいます。
こういうことから考えていくと、消費地である板橋区の役割としては、「子どもが食べた総量の中にどれくらい放射性物質が含まれているのかをチェックすることの方が地方自治体にしか出来ない重要事項」であり、「定期的に(週1回等)検査をすることで、生産地の調査の質の向上や国の体制の向上につながる」と考えています。
以前にブログで書きましたが、確認のため再度説明させて頂くと、「給食を食べる前に放射線量を測定し結果を出すべきだ」というご意見もあると思います。そして、私も理想はそうだと共感しています(そういう発言も半年ほど前にはしていました)。しかし、色々と試行錯誤してみましたが、地方自治体として取り組むのは、なかなか難しい現状が昨年の調査を通して見えました。まず、放射性物質を測定する簡易測定機であれば可能性はありますが、検出限界値が高いので、区民の要望には答えられないでしょう。厳密に測定出来る測定機は、○トンという重さがあり、保健所ともお話しましたが、設置する場所がなかなかないということ等があげられます。
色々なことを検討した結果、「放射線測定機の導入に向けた保健所見学」のブログ:http://atsuko-inoue.sblo.jp/article/49995646.htmlでも書きましたが、食材が集まる「市場」で検査をするのが効率的だろうと考えまして提案をしていました。
そして今日、学務課の方とお話ししていた際に、下記の様なことを聞くことが出来ました。
昨年11月に行われた特別区学務課長会にて、「市場での放射性物質の検査」を提案したところ、学務課長会の賛同も得られ、東京都へ要望を出しており(牛乳の検査結果の公表に関する要望もされています)その回答が、年明けにあったということです。
回答としては、卸売り市場では、一気に集配するので、検査に入る人手も時間もないので難しいとのことでした。
もちろん、結果はうまくいかなかったので再検討が必要ですが、「板橋区の学務課長さんから」提案をされたということは、とっても前向きな姿勢で嬉しくなりました。
今後、定期的な全量検査を区に提案しつつ、
しかしながら、区だけに要望をするだけでなく、区の役割、都の役割、国の役割を考えて、提案の仕方を工夫し進めていきたいと思います。
実際に、※1のように昨年末に国では暫定基準値を厳しくするよう食品新基準値案を放射線審議会に諮問したり、国でも全量検査を進めていく可能性も出てきているようです。地方自治体での独自検査等の動きがなければ、なかなか変化すら生まれなかったかも知れませんね。
また、現在は板橋区議会の多くの議員さんが放射線関連について関心を持ち活動を進めていらっしゃいますので、あまり大きく発信はしていかないつもりですが、継続的に冷静に見ていきたいと考えていますので、何かありましたらご連絡頂ければと思っています。
最後に。
結局は、色々と今の社会に不信感があれば、選挙で声を反映するべきことですよね。そういう意味でも、当たり前だけど次の衆議院議員選挙はとっても大事。
放射線が気になる!って言いながら、選挙にいかない方がいませんように・・・☆
今の政治も社会も、私たち大人が選んだ結果です。私たち一人ひとりの責任です。
みんなで良い社会をつくりましょう^^♪
—–↓ご存知の方も多いと思いますが、放射線の関連情報です。—–
<※1 食品新基準値案を放射線審議会に諮問 厚労省:産経新聞 2011年12月27日(火)>
厚生労働省は27日、食品に含まれる放射性物質の暫定基準値に代わる新たな基準値案が妥当かどうかについて、文部科学省の放射線審議会へ諮問した。審議会が「妥当」とする答申を出せば、来年4月1日から新基準値が適用される。
新基準値案は、暫定基準値に比べ、数値が4分の1~20分の1に厳格化。コメや肉、野菜など、ほとんどの食品を対象とする「一般食品」は1キロ当たり100ベクレル、新たに設ける「乳児用食品」と「牛乳」は同50ベクレル、「飲料水」は同10ベクレルと設定した。
<区の放射線測定機の貸し出し情報:板橋区HPより http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_oshirase/041/041233.html>
空間放射線量を測定する機器(簡易型)の貸し出しを行っています。
板橋区内全域の放射線量は、文部科学省「放射線量等分布マップ拡大サイト」によると、一番低いレベルである毎時0.1マイクロシーベルト以下となっており、健康に影響を及ぼすようなレベルではありません。しかし、区では、区民のみなさん自身で自宅などの身近な場所の放射線量を測定することが不安解消につながると考え、放射線量を測定する機器を貸し出しています。
1月分の予約はすべて埋まりました。2月分の申込みについては、平成23年1月6日(金)の朝9時から予約を受け付けます。
※キャンセル待ちは受け付けておりません。
貸出概要:一日単位(祝日・年末年始を除く月曜~金曜の9時~16時30分)。同一世帯・同一団体につき1台。1か月1回のみ貸し出します。
貸出機器:シンチレーション式サーベイメータ(5台)
対象:区内在住の方・区内の団体
持物:本人が確認できるもの※官公署の発行した免許証・許可証・本人確認証明書(運転免許証・パスポート・顔写真付き住民基本台帳カード・身体障害者手帳・外国人登録証明書など)・健康保険被保険者証など
申込:前月6日(閉庁日の場合は6日以降の最初の開庁日)朝9時から、電話で環境保全課公害指導係(03-3579-2594)
<区における空間放射線量の目安の算出方法>
区では、毎時0.23マイクロシーベルトを目安としている。(以下、板橋区HPより)
国際放射線防護委員会(ICRP)勧告における平常時の被ばく量の目安は、年間1000マイクロシーベルトです。これを1時間あたりに換算すると、毎時0.23マイクロシーベルトになります。
〈算出の条件〉
・1日のうち屋外に8時間・屋内(遮蔽効果0.4倍)に16時間滞在すると仮定
・平常時の自然放射線量を毎時0.04マイクロシーベルトとする。
年間1000マイクロシーベルト÷365日÷(8時間+16時間×0.4)+毎時0.04マイクロシーベルト≒毎時0.2303マイクロシーベルト

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