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2019年5月27日

いたばし未来ラボ企画「坂本さんの崖線ツアー」を行ないました!

5月21日、小雨が降る中「坂本さんの崖線ツアー」を実施しました。

これは、現在立ち上げ準備中の〝いたばし未来ラボ〟企画の第一弾です♪

案内してくれたのは、いたばし水とみどりの会の坂本郁子さんです。

今回は、区立の崖線樹林地の現状を知り、今後の環境保全について共に学び合うための事前学習の場とすることを目的に、以下のルートでフィールドワークを行ないました。

見学ルート:①志村城山公園(志村2-17)→②日暮台公園(前野町5-19)→③中台さとやま公園(中台3-16)→④中台二丁目公園(中台2-9-8)

①志村 志村城山公園(板橋区志村二丁目17番)の崖線

[志村城山公園の歴史]

志村公園上部は、舌を伸ばしたような細長く突き出たような台地(舌状(ぜつじょう)台地という)の先端に位置し、現在、熊野神社の社が建っています。平安時代の長久3年この地の豪族志村将監が紀州の熊野神社の分霊(祭神の霊をわけて、他の神社にまつること)をここにおまつりしたのが始まりと伝えられています。その後、お社を中心に志村城が作られ、康正2年千葉氏が板橋地方に移入した時から赤塚城の前衛拠点として守りをかためていたといわれています。この城は中世の平地に築かれた城の典型的な姿とされ、北の山裾まで荒川の水が流れ込み、南の裾を出井川が巡り(現在地下河川)城の水濠となっていたといわれています。現在残る遺構(昔の構築物(の一部)が地面や地中に残った跡)としては熊野神社本殿西脇の空堀跡のみとなっています。この空堀は本郭と二の郭の間にあった空堀と推定されています。城山は戦後すぐに工場などが建てられ、その頃まで残されていた二郭と三郭の空堀は埋め立てられ、本郭は大きく削り平らにされ、工場が建てられ遺構は失われてしまいました。(区HPより編集 http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/011/011015.html

 [現況]

城山公園の御成塚通りに面した東側の斜面の様子を確認

昨年夏から安全対策として金属の杭による補強がされている。

杭による補強は拡大されていくようだが、本当にこれで良いのだろうか。

志村城山公園の一角からは湧水が流れ出ている

板橋区立の公園にある崖線樹林地は、危険な崖地に指定されている場所が多く、この志村城山公園の崖線もそのひとつです。

斜面には「危ないので崖に入らないでください」という立て看板がいくつあり、無機質な鉄筋による補強が斜面を覆う様子は、見た目に美しいとはいえませんでした。

また、土砂が雨で流され、木の根っこが剥き出しになっているところも散見されました。

坂本さんは広報みずみどり(第131号)で「行政は、斜面を保護してくれる下草や低木を大事にして、緑の崖線を次の世代に残す責任があります。そのためには、どうすればよいか、しっかり検討してほしいと思います」と記しています。

②日暮台公園(前野町5-19)

[特徴]

・落葉樹の多い崖線樹林地で、かつて崖下には荒川支流の井出川が流れていた

・斜面の除草により、ツルツルの斜面になっている場所がある

・急傾斜地であり、土砂災害特別警戒区域に指定されている

[現況]

 公園の南側斜面の様子

2017年に高木が伐採され、はげ山になったが、その後下刈りは中止され、現在に至る。

はげ山にならないように坂本さんが区に話し、一時改善されても、業者等が変るとまた戻ってしまう事が度々起こるという。

斜面琳の草刈りを中止した箇所(写真右側)では緑がみられるが、刈った部分(左側)はツルツルになっている。

斜面下の様子。色鮮やかなクサイチゴの果実がたくさん。

クサイチゴの生命力は強く、刈っても、根から生えてくるという。

③中台さとやま公園(中台3-16)

日大豊山女子中高の西裏に位置する中台里さとやま公園の崖線の様子。はげ山になりかかっている。

④中台二丁目公園(中台2-9-8)

斜面の多い地域にある中台二丁目公園。崖には木製の階段が設置されている。


今回のツアーを通して今後取り組みたいことや、調べていきたい事をまとめました。

①除草・草刈りについて(管理の手法による土の環境変化)

②仕様書の内容確認

③業者への予算額、委託方法について

④区担当課長に崖線の保全手法の妥当性について確認

⑤23区内の崖線保全の手法比較

⑥区民の学びの場をつくる

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