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2019年6月14日

まなぽーと成増の「中高生・若者支援スペース」i-youthに行ってきました☆

こんにちは♪

井上温子事務所政策スタッフブログです。

今日、東武東上線成増駅から徒歩7分、地下鉄成増駅から5分ほどのところにある「まなぽーと成増」(板橋区成増1-12-4)に行ってきましたのでご紹介したいと思います。

平成28年10月、当時の板橋区立成増社会教育会館が、この成増生涯学習センター「まなぽーと成増」に生まれ変わりました。同施設は、それ以来、若者からシニア層まで、幅広い年代の学び・趣味・仲間づくりなどを支援する場として多くの区民に利用されてます。

まなぽーとに生まれ変わった際、施設の一部を改修し、新たに誕生したのが「中高生・若者支援スペース」である「i-youth(あい・ゆーす)」です。
今回は、こちらのi-youthにフォーカスして見学をしてきました。

i-youthの中高生・若者支援スペースには、中高生・若者がひとりでも気軽に立ち寄れるカフェや談話スペース・ダンスや音楽・演劇の練習などができる多目的室、自主学習ができる部屋などが設けられており、各部屋ともゆったりとしたつくりになっています。

誰もが利用できますが、学校や社会になじめない若者にとっても、社会教育の専門職員が常時いるということで、安心できる居場所となっています。

 

支援スペースの利用対象は原則小学生を除く12歳から39歳ですが、水曜日は小学生も利用できます。成増小学校の向い側に位置していることもあり、水曜日には100人以上の小学生で賑わうこともあるそうです。

さて、今回こちらを見学した理由は、中高生の放課後の過ごし方が気になったからです。特に、最近の中学生を見ていて感じるのは、その多忙さです。

中学生の部活動参加率の全国平均は約9割。文部科学省が毎年4月に行っている「全国学力調査・生徒質問紙」によると、平日(月~金)の1日あたり部活動時間で最も多いのは2時間以上3時間未満です。また、他区の調査によると、放課後、部活動やクラブ等の活動がない日の放課後の過ごし方では、「自宅で一人で、勉強やゲーム」が最も多いという結果でした。さらに、中学3年生の通塾率は64.2%に上り、このうち6割強が「週3日以上」と回答しています。

これらのデータからも、多くの中学生が「学校と自宅と塾」でのごく限られた範囲で毎日の生活を送っていることが分かります。とにかく時間にゆとりがないように感じます。しかし、だから中学生に他の居場所が必要ないのかというと、そんなことはないのではないでしょうか。

中学生という、とても多感な時期だからこそ、他者との関係性を構築したり、地域の一員として学び、そして自覚をする機会や場所が大切であろうと思います。それは、自宅に一人でいては得られないものです。

スマホの普及やオンラインゲームなどで、相手が目の前にいないコミュニケーションが当たり前になっていますが、学校や家の外で、多様な人と触れ合い、価値観や視野を広げることはとても大切です。

スタジオには、大きな鏡がありダンスの練習もできる。

 

カフェにはキッチンもついていて、平日の午後1時までは、

乳幼児とその保護者も利用できる。

 

 グランドピアノもあり自由に弾ける。

 

i-youth内は飲食も自由。軽食や飲み物の販売もある。

 

 こちらが、利用者別の時間表。

 

 

i-youthには、細かなルールや決まりはありません。大人は極力利用する子ども・若者に任せているのです。

彼らがやりたいことを認め、やることのできる環境をつくること、そしてそっと見守るあたたかさが、そこにはありました。

未来を担う若者が、このような場所を拠点にどんどん社会と接点をもったり、主体的な活動が生まれたりする拠点となったら素敵だなと思い施設を後にしました。現在区内には、成増と大原の2カ所にi-youthがあります。

ぜひ、みなさんも利用してみてください☆

 

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