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2013年6月11日

幹事長会の運営や区議会だよりのあり方についての提案書を提出しました!

5月27日の幹事長会(各会派の代表者にて構成する非公開の会議)にて、区議会だよりに関する意見が民主党会派より出されたとのことで、本日の幹事長会でも議題にあがりました。
内容は、「予算及び決算に対する討論について、1人会派と交渉会派で紙面割付行数の差を設けるべきではないか」等、他3件です。

 
一般質問では、議員それぞれの政策提案を行うこともあり、一人当たりの発言時間や区議会だよりの行数が決まっていますが、討論は、区の予算や決算について、どういった指摘があったのか明らかにすることが重要だと考えているため、1人会派だから行数の差を設けるべきだといった民主党会派からの提案には大変疑問を感じます。
地方議会は二元代表制です。国政で対応できない課題として、少数意見をどう活かし、吸い上げるかが大変重要ではないでしょうか。
ましてや、こういった議論を議事録が残らなく傍聴も出来ない幹事長会でするのもおかしいのではないでしょうか。
直接的に影響がでる1人会派の議員は傍聴すら出来ない状況にあります。
もちろん、有権者の方々へ、この話し合いが正式に公開されることはありません。
また、今回、このことが議題となり初めて知りましたが、平成7年に1人会派の公明クラブが討論をして以来、1人会派の討論は1度もなく、平成24年第1回定例会にて、私が討論をしたのが約17年ぶりだったということで、驚きました。
下記に、1人会派としての意見を下記のようにまとめ、昨日提出しましたのでご報告いたします。
 
 

平成25年6月11日

板橋区議会 幹事長会 御中

 無所属 井上 温子

幹事長会の運営の一層の改善ならびに
区議会だよりのあり方についての提案書

 国政では昨年政権交代が起こり、少子高齢化、復興や財政危機等、混迷する社会を打開 していくには、多様性を尊重し、少数意見も活かす異次元の政策運営が一層重要になりつ つあると考えられます。表記の件、下記の通り提案を申し上げますので、ご検討のほど、 よろしくお願い申し上げます。
1. 幹事長会の公開と議事録の公表、もしくは議会運営委員会にて議論をすることで、 議論の見える化の推進を
議会運営に関わる事項は議会運営委員会にて議論を行うとされていますが、議会運営委 員会に関わる事項であっても、その議論の多くが幹事長会で行われる場合もあります。幹 事長会は非公開であることから、その議論は少数会派の議員はもちろん、有権者に伝わる こともなく、開かれた議会を目指す板橋区議会としては望ましくないと言えるのではない でしょうか。少数会派の議員に関係のある議題を当事者が把握出来ない幹事長会にて話し 合われ、方向性を決定するのは、少数会派の議員、そして議員が代表している有権者に対 して民主的とはいいがたいと考えます。幹事長会の傍聴を可能にし、議事録を公開する、 もしくは議論が必要な議題については、全て議会運営委員会で終始議論する仕組みへの改 善を提案いたします。
2. 有権者に予算の議論を把握頂く為に区議会だよりでは少数会派の意見も平等な扱いを
板橋区議会は、他の地方議会よりも少数会派の意見の尊重と吸い上げに尽力され、有権 者の多様な意見を区政に反映してきたのではと考えております。先日幹事長会にて、区議 会だよりの紙面構成について、本会議の予算討論に関する各会派の本会議での提言を等し く掲載してきた現行を変えて、議席数に応じて少数会派の字数を削減してはとの議論が行 われたとの報告を事務局より受けました。議事録がないため、詳細については分かりかね ますが、区議会は、二元代表制の一翼として予算のチェックを使命としています。予算に おける各会派の意見表明において、多様な意見の各会派がどのような提言を行ったかを等 しい紙面構成で掲載する事は、有権者に予算の議論の全体像を把握頂き、判断を仰げるた め、歴史的な積み上げがある、優れた工夫であると考えられます。これを変更するのは、 有権者、そして二元代表制にとって望ましくないと考えられます。よって、区議会だより の現行の紙面構成の継続を提案いたします。
区議会だよりの編集は、幹事長会のメンバーが担うとの慣行ですが、傍聴は不可なので しょうか。議員や有権者の見えないところで、少数会派に影響が出る内容を議論されるの は、議論すら出来ない区政となりかねず、課題と考えられます。編集委員会を設置し、傍 聴を可とされますよう、提案いたします。

(以上)

幹事長会への提案書_20130611

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