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2013年7月4日

大人用のベッドが設置されているトイレについて

医療ケアが必要な重度障がい者●●さんのご家族とお話しをしている中で、
「だれでもトイレ」 って、実はだれでもが利用出来る訳ではないんですよ〜。
といったお話をお聞きしました。
おむつ交換が必要な大人が利用出来るトイレが区内にはほとんどなくて、「おむつ交換台」といっても、赤ちゃん向けだけで。少し大きめのベッドだったら、●●さんも使えるんですが・・。ほんとうに、キャンプの時に使う、折りたたみベンチのようなものがあるだけでも、助かるんです。
医療ケアが必要な重度障がい者が、地域に出てくることって、めったにないから、声もあんまり出てこないかもしれない。外に出るなってことですかね?
私自身、このようなお話をお聞きし、「そっかぁ・・・」と新しい学びでした。
全然気付かなかったです。
だれでもトイレって、「私はあてはまらないの?」って確かにそう思うだろうし、だれでもトイレのスペースを確保するのであれば、ちょっとの工夫で大人用ベッドを設置できるものです。
現在、区内に5カ所しかトイレに大人用ベッドがありません。
また、最近2年以内に竣工した区施設で、大型ベッド を設置したトイレはないとのことです。
どんな障がいがあっても、地域に安心して出てこられる環境をつくりたいです。
特に、公共施設への設置を呼びかけていこう!と心から思いました。
既存施設でも、きちんとした大人用ベッドは無理でも、簡易ベッドを用意するなど、工夫は出来るはずです。
全体からみたら、数えるほどの人数で、マイノリティーな話題かもしれません。
しかし、だれもが、またはご家族や友人など周囲で、いつどんな障がいを持つか分からない。
多様な人たちに暮らしやすい環境をつくっていくことが、将来、さらに沢山の人たちの役にもたつはずです。
あきらめずに、声を出していこう^^/
※だれでもトイレ:車いす使用者、高齢者、妊産婦、乳幼児を連れた者等だれもが円滑に利用す ることのできる便房(個室)の呼称。
参考)福祉のまちづくり事業 とうきょうトイレ整備事業
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kiban/machizukuri/jigyo.html
参考)東京都福祉のまちづくり推進計画
http://www.metro.tokyo.jp/INET/KEIKAKU/2009/03/DATA/70j3q301.pdf

東京都では、「トイレは、だれもが社会参加できるまちづくりの核といえる」と上記のリンクのように、とうきょうトイレ整備事業をし、「だれでもトイレ※」の設置を区市町村や民間と共同で進めているということですが、大人用ベッドまで視野に入れていって欲しいです。
参考)いたばしバリアフリーマップ
http://www.machi-info.jp/machikado/itabashi_city/SearchTop.jsp

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