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2021年10月14日

2021/10/14 決算調査特別委員会報告 所管の決算について

 

 

令和3年10月14日決算調査特別委員会、文教児童分科会が開会されました。 

 今回の議題は「所管の決算について」です。 

以下、私、井上温子からの質疑について報告いたします。 

 

 

 1.小・中学校の行事経費について 

 2.小・中学校における不登校児童・生徒数について 

 3.すくすくカードについて 

4.特別支援学級において不適切な指導を教員が行っていた件について 

 5.保育園の補助金について 

 6.子ども食堂のチラシについて 

 7.伴奏支援について 

  

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 1.小・中学校の行事経費について 

 ◆井上温子 
 昨年度決算は、新型コロナウイルスの影響でかなり大きく変わった年だったと思います。
 まず349番で、学校行事などの中止で削減された経費とコロナ対策で支出増となった経費の一覧を、小学校費、中学校費で資料要求をさせていただいております。この中で就学援助費だと、学校行事費や修学旅行費などで1.5億円の減額、就学奨励費でも39万円減額されていて、あと学校行事の中止で削減された経費ということでは、移動教室や修学旅行を筆頭に、2億円の減額がされています。それに対し増額されたものが、中学校の宿泊行事キャンセル料で1,900万円ということで、かなりの減額がされていますが、単刀直入にこの2億円、先ほどのだと1.5億円、この辺りの額というのはどちらに行ってしまったのかお伺いしたいと思います。 

 

学務課長 
 それぞれ予算につきましては、目的に応じて執行ということになりますので、コロナ等で、例えば就学援助ですと、行事が実際になくなり保護者の負担が減ったという部分において、予算は削減されております。その財源がどこに行ったのかということになりますと、これは一旦色のない状態になりまして、また財政課等と協議をして再配分される仕組みになっております。

 

井上温子 
 移動教室や修学旅行は就学援助とはまた別の予算だと思うのですが、そちらの予算はどこへ行ったのでしょうか。

 

◎指導室長 
 キャンセル料分のところで、当初はそちらは区での負担ということではなかったものですから、そちらを補填する形で区で賄うということで、そちらのほうに使っておりますし、一旦白紙になるというか、戻すような形になります。 

 

井上温子 
 キャンセル料は1,900万円かかっているということで、資料では頂いていますが、ほかにはかかっていないような資料要求の結果ではあると思います。
 それ以外、2億円、1億円と減額されていて、ほかの子どもたちへの思い出づくりに使うなど、いろいろお話は聞いていましたが、そこへの予算というのはかけていないのかということと、今年度も移動教室や修学旅行が時期的に行けなくなってしまった子どもたちがいると思いますが、それもキャンセル料がかかるので、本来であれば時期を延期したり、子どもたちの思い出づくりをしてあげたほうがよいのではないかというような声が議会から度々上がっていたと思うのですが、キャンセル料もかかるし予算がかかってしまうから、やれないような回答があったと思います。
 ですが、昨年度でいうと、これだけで3億円の予算が浮いているわけですよね。それを財政課と協議するということは、子どもたちに使われる予定だったお金が、ほかのことに使われてしまうという状況になっているのかと思います。
 そうすると、今年度予算はありませんというのは、つじつまが合わないですし、3億円、子どもたちのために使えるはずだったお金を、工夫して子どもたちのために何かしてあげられたのかというところが私は気になりますが、ご説明願います。 

 

指導室長 
 昨年度におきましては、キャンセル料もそうですし、補填する形としては代替の行事をやっていますので、中止になった分は、日帰りでどこかに校外学習的な形での行事をやっているところがありますので、そういったバス代に充てているところもあります。
 それから、オーケストラ鑑賞教室、中止としてしまいましたけれども、そちらにつきましても、ホールに集まってのオーケストラ鑑賞教室は実施はできていないのですが、オーケストラの楽団さんに各学校に回っていただいて、アウトリーチ型で、学校の体育館を使って数人の四重楽奏や、そういった形での鑑賞教室という形で、代替で使っている部分もあるかと思います。 

 

学務課長 
 委員ご指摘の着眼点とは少し違いますが、例えば生活困窮のお子様たちに対する新たな対応としては、在宅学習支援費といたしまして、学校臨時休校中の昼食代の補助などを行っております。こちらは、小・中学校合わせて決算額で1億7,100万円余ということ。
 また、急に生活が困窮された方に対する就学援助の特例認定ということで、約279万円余を新たに支出しているところです。 

 

井上温子 
 代替の行事というのは、ここの資料要求をしたときには出ていないですが、それは総額幾ら使われているものなのかお聞きしたいと思います。
 特に、昨年度のことは取り戻せないですけれども、今年度に関しては子どもたちのための予算がどんどん減額されている状況ですから、本来であれば、キャンセル料がかかったとしても再構築できるものではないかと、予算的には。
 この間の回答ですと、キャンセル料も結構かかって、昨年度でいうと1,900万円だったので、つじつまが合わないというか、説明が成り立っていないと思うのですが、いかがでしょうか。 

 

指導室長 
 資料の中でお示しした部分で、代替した総額について、足りなかった部分を後ほどまた出させていただくということでよろしいでしょうか。 

 

井上温子 
 決算をするに当たり、修学旅行のキャンセル料が幾らで、代替したのが幾らでというのは、通常頭に入っているものなのかと私自身は思います。
 それが、宿泊を伴わないものだと思いますので、多分ここまでの額にはなっていない、当初予定していた子どもたちへの支出額よりは減額された予算になっていると思うのですが、そういった昨年度の余っている予算を考えれば、今年度の修学旅行や移動教室の実施に向けて予算取りをすることも可能になるのではないかと思いますが、見解を伺います。 

 

指導室長 
 全体としての、中学校の宿泊行事のキャンセル料等全ての額においては、お出しさせていただいた一覧の中の決算額のところの真ん中の項になりますが、約2,000万円というところで、宿泊行事キャンセル料等につきましてはその額になっております。

 

井上温子 
 私が言いたいのは、子どもたちに予算がかけられているものを、きちんと子どもたちのために使うということをやらなければいけないと思いますし、今コロナ禍で2020年度に30日以上不登校だった子どもが8.2%増で19万6,127人になっており、さらに、自殺者も415人で最多だという話になっているわけですよね。
 やはり子どもたちにとって、いろいろな節目というのは本当に大事なことだと思いますが、時期的に中止になってしまったり、次こそはと思っていたのがことごとく駄目になってしまったりだとか、そういったことが絶望感につながる子もいると思いますし、大人がきちんと子どものための予算を子どものために使うということを死守していく必要があると思いますので、きちんとやっていただけたらと思います。 

 

2.小・中学校における不登校児童・生徒数について 

井上温子
 次に、決算書でいうと394ページ、資料要求の319番で保健室登校など学級に入れていない児童数を、私自身は毎年資料要求させていただいていますが、毎回、把握していないという回答が来るので非常に残念です。
 318番では、小・中学校における不登校児童・生徒数を資料要求させていただいていますが、平成30年度までは家庭に係る状況が理由で不登校になることが一番大きな要因としてありましたが、昨年度は無気力、不安というのが一番の理由になってきていて、これも社会状況の変化で変わっているのかと思うのですが、令和2年度の不登校者数は公表していないと書かれていますが、公表はできるはずですし、321番の資料要求では、いじめの認知件数に関して令和元年度以前は公表していないと書いてありますが、どういう意味でしょうか、伺います。 

 

指導室長 
 昨日国の問題行動調査が公表になりました。そういったことを受けまして、また各種教育委員会等でもご報告することになっているのですが、この資料をお求めいただいたときには、まだそういった数を出すという形ではなかったものですから、不登校者数の公表はこの段階ではしていないという形でお示しさせていただきましたが、昨年度の数については、公表できないのではなくて、この後またきちんとさせていただこうと考えております。 

 

井上温子 
 この間、特別支援学級を全校につくってほしいという陳情がありましたけれども、私自身は今のところは難しいのではないかということで不採択にしていますが、ただ、配慮が必要なお子さんや教室に通えていないお子さんがどのぐらいいるのかというのは、把握すべきだと思います。要支援のお子さんとなっている方だけではなく、広く配慮が必要なお子さんがどれぐらい今学校に通われているのか、それが保健室登校や別室の教室に通われているなど、これというのは収集する必要がないという見解でしょうか、お伺いしたいと思います。 

  

指導室長 
 そもそも不登校のカテゴリーの中で、保健室登校は出席扱いになるという認識が私どものほうにはありましたので、学校に来れていて、別室であったり保健室であったり何らかの形で登校している児童・生徒につきましては、指導室としては不登校のお子さんの扱いとしては考えていないところがございました。ただ、もちろん学校のほうでは、こういった別室登校であったり、それから学校に少し来て先生の顔を見て帰るお子さんも、それは場合によっては登校の扱いにしている学校もありますし、部活動のみ参加するケースもあったり多岐にわたっておりまして、この細かいところは各学校でしっかり把握をしているかと思いますが、教育委員会のほうにそういった細かなところまでは把握していなかったという状況がありますので、実態をつかんでいく上では、これからそういうところも教育委員会としてしっかり把握に努めていきたいと思います。 

 

井上温子 
 板橋区は、不登校のお子さんも多いということで、対策を強化していこうという話がありましたよね。そういった中で、別室登校されている方たちが不登校になるというような関連づけはもちろんしないほうがよいとは思いますけれども、ただ今の教育制度というのは、学校に子どもが合わせなければいけない状況じゃないですか。同じように過ごして、同じように1時間、しっかり座って勉強しないといけない。子どもに合わせて教育をつくるということではなく、学校に子どもが、その型に合わせないといけない状況だから、いづらい子どもたちもいるだろうなと思っていまして、そこの学校の枠になかなか入り込めないお子さんたちがどれぐらいいるのかというのは、きちんと把握して、人数によって、サポートするスタッフや、配置も考えていかなければならないですし、それこそ広い意味での特別支援学級、狭い意味だと障がいがある方、発達障がいの方になってしまうと思いますけれども、広い意味での特別支援教育をどのようにやっていくのかということにつながると思いますので、その把握をしていってくださるということでよろしいのか、最後にお伺いしたいと思います。 

 

指導室長 
 端末等も扱って、そういった形でオンライン授業を受ける不登校のお子さんも最近多く出てきておりますし、別室でオンラインを使った授業に参加しているお子さん等も出てきていると、いろいろな状況が多岐にわたって出てきていますので、そういった意味でも、本区としても支援がどういったところに必要なのか把握に努めてまいりたいと考えます。 

 

 

3.すくすくカードについて 

 井上温子 
 主要施策の17ページのすくすくカードのところについてお伺いしますが、コロナ禍で新規募集はしていないという話がありましたけれども、本当は平成27年度からもう既に新規募集はされていないということで、今まで説明を受けていたものとは違う部分がある認識ですが、すくすくカードに関しては、かなり以前に私自身、新規事業者がきちんと手を挙げやすいように、ホームページに募集の詳細を記載するべきだと、一部の事業者にとどまらずに、公平に事業者募集をしていくべきだと話をして、その後ホームページにそういった募集の欄をつくってくださっていますよね。
 その後、確認を私も怠っていましたが、突然そういった募集欄が消えていて、平成27年度以降止まっているということですが、最近だと、ただの買物券のような雰囲気にもなってきてしまっていて、使用頻度だけを言うと、もちろん大手のスーパーさんとか利用しやすいところを入れていくということが大事かもしれませんが、もともと私がすくすくカードがよいなと思っていたのは、地域の居場所づくりをやっている団体さんや小規模な飲食店さんだとか、そういったところと子どもが生まれた方たちがつながっていくというところだったと思います。その辺りの意義についてお伺いしたいと思います。 

  

子ども政策課長 
 今年度から私ども、子ども家庭支援センターから子ども政策課のほうにこの事業が移ってまいりましたので、私のほうからご答弁さしあげます。
 まずは、新規事業者の部分につきましては、基本的には年に1回ないしは2回、機会を設けて事業所さんを募集していくところが基本線だと思っております。今年度、私どものほうに事業が来たときには、やはり年度の途中で1回募集をかけようかと、検討はしたところです。ただ、ちょうど検討のときに緊急事態宣言等が出て、特にこの一、二か月ぐらいですかね、小さいお子様も非常に危ないというお話が出た中で、今回は新規の事業所さんの募集は取りやめをしたというところです。
 いずれにしても、先に向けてはコロナの状態が沈静化した後も、どういった事業をもってすくすくカードを利用していただけるかという観点で、新しい事業所さんのサービス等も研究しながら、新たなメニューも検討していきたいと思っています。
 それと区内のカフェですとか、各種教室、そういった区内で活動されている方との連携は、非常に意義があるものだと思っています。それぞれ皆さん、出産等を経験した方も多いですので、そういった方のお話を聞くというのは非常に有効ではないかと思っています。 

 

 

 

4.特別支援学級において不適切な指導を教員が行っていた件について 

 ◆井上温子 
 昨年度特別支援学級において不適切な指導を教員が行っていたということがありまして、その後、学校において体罰が発生した場合の対応マニュアルをリニューアルしてつくっていただいたという経緯がありますが、10月11日に板橋区からの報道発表がありましたとおり、板橋区の教諭が逮捕されたということで、児童の体に触れたと報道もされておりますけれども、この件についてお伺いしたいと思います。
 まず、今年度のことなのではないかと思われるかと思いますが、いろいろ見てみますと、昨年度に事件自体は起こっていたということと、第一報に関しては3月に既に投書箱にその内容を伝える一報があったと聞いていますが、速報で流れた内容によると、5月18日からのことしか書いていないのです。私自身は3月に投書箱にその事実が投書されていたということがスタートだと思うのですが、その点についての見解を伺いたいと思います。 

 

◎指導室長 
 まず、5月18日以降からということで、第1回目の投書箱の件はプレス発表には載せておりません。それにつきましては、まず何が起こったのかということで、その日に教員の逮捕という具体的な事実のみをお伝えさせていただいたところなので、その前までの経緯等々については控えさせていただきました。 それから、昨年度からということですが、こちらにつきましても事実を確認していく中で出てきた部分となっております。 

 

井上温子 
 投書があった事実を隠すこと自体が私はおかしいと思っていまして、報道発表のときに3月に既にそういった事実を学校として把握していたというところが、一番大きな問題だと思っていて、その後もう一度そういった申出がなければ対応しなかったと。私は学校、教育委員会の対応自体に問題を感じていて、前回の特別支援学級で起こった不適切な指導もそうでしたが、教員が行ったこと自体は結局校長がかばう、校長は大きくしたくないから教育委員会にはあまりきちんと報告しない。そういった体質がやはりこういうことを招いてしまっていると思うのですが、そこについて反省はないのか。3月の時点で投書箱に体に触れられたという申出があった際に、本来であれば教育委員会に言うべきことだったのではないか、見解を教えてください。 

 

指導室長 
 3月の時点で、投書箱に子どもたちからの声が匿名で入っていたというのは事実です。ただ、そこで校長が確認をしたところ、そういったことは思い当たらないということで、結局のところ、色々なことが分からなかったという状況です。そして、年度が明けてから明るみに出たということなので、この3月の時点では当該教員がそういったことをやっていた疑いがあったかどうかということについては、校長はそこの時点では把握をしていません。
 ただ、その箱の中にお子さんたちからの、匿名ではありますけれども、そういったことがあるという声が入っていたのは間違いではありませんので、そこの扱いとして、校長が受け止め、しっかりと事実確認等々をするということについては、不十分だったかなということは教育委員会としても重く受け止めております。 

 

◆井上温子 
 その時点で、校長は教育委員会に言わなくてよいという認識だということでしょうか。私自身は、こうやってうやむやに終わってしまっていることが多いのかと危惧をしていて、1人被害者がいたとしたらほかにもいる可能性のほうが高いじゃないですか。にもかかわらず、保護者会も警察の申出があったからということで特段しなかったというのもありますし、ただ遡って保護者会のお話を聞いていると、ビデオカメラがあったとか、いろいろあるわけですよね。もしカメラがあったとしたら、それは1人ではなくて被害者は多数ですよね。私が気になったことは、障がい者虐待や児童虐待に関していうと、虐待の疑いを持ったら通報の義務がありますよね。小学校においても、性的虐待、そういった犯罪のようなものが起きている可能性があると思った際は、通報の義務や、きちんと警察に言うなど、そういった流れはないのでしょうか。 

 

◎指導室長 
 もちろん、そこで発覚して何か分かった場合には校長からまずは一報をもらうこともありますし、今回のこの件に関しても、本人から校長に報告があった時点で教育委員会に相談すると同時に、校長が警察のほうに一緒にということで進めておりますので、何か隠蔽をしようとか校長が隠そうとか、そういったことではなかったと認識しております。 

 

井上温子 
 ただ、この速報を見ると、教育委員会も学校側を守りたいのかなという体質を感じてしまって、自ら警察署に申し出たという記述もありますが、これは問題が発覚したから警察に行かざるを得なくなったということだと思います。もし自ら行くのであれば3月の時点で本人が行けばよい話ですし、これは犯罪を軽くしたくて自ら警察に申し出たのではないか、あと児童の体に触れたとありますが、触れたというのと意思があって触るのとは違うじゃないですか。
 ですから、こういう記述自体が、教育委員会としての報道発表の仕方としてもどうかなと思いますし、昨年度もずっと追及してきましたけれども、教育委員会としての体質がおかしいと思います。先生のことは信じますという姿勢からは子どもたちは守れないので、きちんと客観的に見ていただきたいと思います。保護者会の意見を聞いていると、多くの方たちから少し変だということは出ていたということですよね。であれば、第一報受けた時点で調査すれば、何かおかしいこと自体は分かったと思います。
 もう一つ確認したいのが、教室に鍵がかかっていて、そういうことが行われたと聞いていますけれども、教室には鍵が全てのところにかかっているものなのか、教えてください。 

 

指導室長 
 まず、1点目のところですが、第一報を受けた時点では、今報道でなされているような内容については教育委員会として報告を受けておりません。あくまでも、本人が申し出たことも体に触れてしまったというような報告を校長から受けています。そして、本人が自ら警察に行ったほうがよいということで、校長が付き添って行っております。
 その時点で、発表させていただいたとおりですが、警察の手に委ねられてしまい、私どものほうから介入することができなくなりました。それは捜査協力依頼ということで、一切保護者会やそういったことは協力という意味でやらないでいただきたいとあったものですから、正直なところ、報道発表の内容も、それから具体的にどんなことをしてしまったのかというところは、教育委員会としては事実としてはっきりつかんでいないところがございます。
 それから、2点目の鍵の部分についてですが、一応教室には鍵がかかるようになっております。それは、外部から不審者が侵入した場合に外に逃げることよりも中に子どもたちを入れて、ドアの鍵を施錠し、ドアを机等で押さえておくということで身を守ることもあるものですから、教室には一応鍵はかかるようになっています。ただ、通常何か授業をするような教育活動の中で鍵をかけるということは本来はございません。 

  

◎教育委員会事務局次長 
 今回の件につきましては、警察への捜査協力というところもあって、情報を出すタイミング等で非常に難しい状況があったのは確かでございます。
 また、カメラの設置という話も少し聞こえてきているところですが、この点については教員間の注意喚起、お互いを見て、おかしい状況であればお互いを指摘し合うようなことも必要であったと思います。その辺りは確かに足りていなかったと思っています。
 また、最初に投書があって、その対応も校長の対応としては不十分だったと思っております。これを受けまして、教育委員会としましては、校長会の中で投書箱については定期的に必ず確認をして、案件の重い軽いを含めて、必要に応じて教育委員会事務局と連携して対処していきましょうということはお話しさせていただいたところです。
 委員のおっしゃるとおり、客観的に物事を見てほしいということでございます。こちらは私どもも同じ考えで接していきたいと思いますし、今、一報があったときに調査すべきという話もありました。調査は、実際先生とか子どもたち、校長も呼んで調査をしたいというところはあったのですが、やはり警察から捜査協力をしてほしいということで、その辺りも難しい状況があったというところはお含み置きいただければと思っております。
 

◆井上温子 
 校長先生自体が当該先生の私物のカメラを認めているというようなことも発言されていますから、これというのは気づける余地や兆候があったというのは保護者会の話を聞いていても思います。ですから、3月の投書箱の時点で調査や聞き取りをしていれば、もう少し早い対応ができたと思いますし、警察への通報というのもこの体罰の対応マニュアルにはないですが、よくよく考えたらそういった性的な犯罪や暴力行為等があったときは警察との連携も必要になってくると思うのですが、この体罰対応マニュアルに警察への通報や、そういったものを入れる方向性はないのかお伺いしたいと思います。 

 

指導室長 
 マニュアルの中にそういったことは特にないかもしれませんが、いろいろと今回のことで、ご質問とずれるかもしれませんが、教育委員会としてもそういったことを未然に防ぐ体制として、ただ研修や何かということだけではなかなか進まないかと感じておりますので、今回のことをしっかりと重く受け止めまして、そういったマニュアルも含めまして、しっかりと対応してまいりたいと考えております。 

 

 

 

5.保育園の補助金について 

 井上温子 
 決算書の298ページのところですが、保育園というのはコロナ禍で通園する児童が少なかったとしても同じ額の運営費が支払われていたのではないかと思います。しかしながら、保育園で働いている職員さんたちやパートの方は日数が減らされてしまって給料も減ってしまったという声が届いています。ただ、運営の補助金が同じであれば、パートの方たちの給料が減らされるはずはなくて、国もそういう指針を出していたはずですが、その点について調査されているのかお聞かせください。 

 

保育サービス課長 
 今、井上委員からご紹介いただいたように、コロナ禍においても運営費については10割支給という形をとらせていただいています。当然、職員の方にも、10割を運営費としてお支払いしているわけですから、きちんと給与という形でお支払いされるべきものだと思っていますし、当然そのようにやっていただいていたと考えています。
 ただ、私どもCRM、いわゆるご意見をお寄せいただくようなところに、匿名で十分に支払われていないというようなご意見が数件寄せられたという事実もございます。したがいまして、数回にわたり、各園にはきちんと支払いをするようにということで周知、通知は流させていただいたところです。ただ、そういったご意見が寄せられたのも匿名でうちのほうに届いていますので、具体的にどこの園と名前が挙げられた形ではないものですから、調査については行っていないというところです。 

 

井上温子 
 私自身は、きちんと補助金を適正に運用しているか調査もしていただきたいと思います。特に、パートさんは日数を減らされて、その分給料を減らされたという声が幾つか上がっているので、調査する意向があるのかお伺いしたいと思います。 

 

保育サービス課長 
 私どものほうに具体的な園名等が挙がってくれば、その園に対して確認するということは可能かなと思っていますけれども、今まで寄せられた意見の中で、投書においては具体的な園名が挙がっていなかったので、そこまで至っていないというのが実態でございます。 

 

◆井上温子 
 園長にそういった案内を送るとかではなく、スタッフさんにお渡しすれば気づけると思いますが、実際働いているパートの職員さんたちは日数が減ったから給料が減って当然だと思っていらっしゃる方もいて、それが問題提起につながっていないところもあると思いますので、一般の職員さんにも分かるように案内していただきたいのですが、いかがでしょうか。 

 

◎保育サービス課長 
 正直申しまして、今板橋区内、認可保育園だけでも私立さんが100園、小規模ですとか事業所内等々を含めますと200園を超える保育施設がございます。その200園を超える保育施設で働いている方一人ひとりにそういったものを届けるという手立てについては、今持ち合わせてございません。あくまでも、各園の連絡先を私どもは承知をしていますので、そこ宛てに通知を出すというのが今私どもが採り得る手段かと思っています。 

 

井上温子 
 保育園の見えるところに掲示してもらう、でもよいと思います。きちんと補助金、運営費を100%出しているわけですから、そこを100%従業員の方たちにお金が届くように適正な運営をしてもらわないといけないと思います。昨年度のことなので、今さらになってしまいますが、ただそういった実態はきちんと区として把握して、雇用というか、保育園でパートで働かれている方が貧困で相談にいらっしゃる方が多くいたので、そこが大きな問題だと思いますので、ぜひ対策をお願いしたいと思います。
 先ほどの要支援児保育のところだけお伺いしたいのですが、要支援児枠をつくること自体が障害者差別解消法に反しているのかと私自身は思いますが、そこの見解を伺いたいと思います。 

 

◎保育サービス課長 
 正直申しまして、無条件で受け入れるというのは各園の運営上、また実際のほかのお子さんを含めた安全な保育を提供するという上でも、ある一定数、枠をかけさせていただくのは致し方ないかと思っています。より多くのお子さんが制限なく入れるというのがインクルーシブという考え方だろうと思っていますけれども、一方で、ほかのお子さんのきちんとした安全・安心な保育を提供するという責務を負っているという部分においても、一定枠を設けさせていただかざるを得ないのかなと思っています。 

 

 

 

6.子ども食堂のチラシについて 

 ◆井上温子 
 最初に、子ども食堂のチラシについてお伺いしますが、子ども食堂を区でも支援して、サポートしていると思うのですが、子ども食堂に限らず学習支援や様々な活動をされている方が、学校にそのチラシをまいてほしいだとか、そう言ったときに、いまだに断られてしまったり、協力してもらえないような状況が続いていると聞くのですが、昔、厚生労働省もそういった子ども食堂などのチラシを積極的に周知していくようにという通知も出しておりまして、この辺りの共有状況というか、学校に周知されているのかお聞かせください。 

 

◎指導室長 
 断られたというような状況だったということですが、もちろんこういった取組について、学校のほうも協力というか、子どもたちのところにつながる部分ですので、何か業者のお金のかかるようなそういったものに関してはお断りする形に各学校ではなっております。ですけれども、大方のところの部分はお引受けして、学校を通して周知するというようなことは、そのあたり学校の認識がずれているところもあるかと思いますので、また校長会等で周知を図ってまいります。申し訳ございません。 

 

 

 

7.伴奏支援について 

◆井上温子 
 先ほど間中委員から、家で食べられない場合のその後のサポートの話がありましたが、(仮称)子ども家庭総合支援センターの出番かと思っていまして、もちろん担任の先生も学校での見守りを続けていくと思いますけれども、家での生活が、もし家で本当にご飯が食べられない状況があるのであれば、(仮称)子ども家庭総合支援センターがサポートしていくものではないかということを確認したいのと、あと伴走支援のところでも、児童相談所を含め(仮称)子ども家庭総合支援センターのほうは、なかなか伴走支援まで至らないのかと思うのですが、伴走支援までやっていこうという気があるのか、行政が伴走支援をやれるのか、見解をお伺いしたいと思います。 

 

◎児童相談所開設準備課長 
 まず、(仮称)子ども家庭総合支援センターと子ども食堂との関係のご質問ですが、現在、関係機関との連携の強化に向けましていろいろと検討を進めているところです。まだ具体的なところまで検討し切れていない部分がございまして、先日も委員のほうからご指摘いただいている部分もございますので、その部分も含めまして今後少し検討させていただきたいと考えています。
 また、伴走型の支援というところでのご質問ですが、今マニュアル等の整備を進めていますので、頂いた意見等も含めながら、検討を進めていきたいと考えています。 

 

◆井上温子 
 私が言いたいのは、行政ができる範囲はどこまでなのかというところでして、本当に伴走型の支援が継続的にやっていけるのか、そこをきちんと認識していただいて、重大なケースというのは、行政側ももちろん伴走していかざるを得ないというか、児童相談所も関わってやっていくと思いますが、大多数が深刻ではないけれども、好ましい状況ではないみたいな、そういう微妙なラインのところが一番大きな件数を占めてくると思いますので、そこの伴走支援をどうするのかを考えていただきたいと思います。
 あと、子ども家庭支援センター、先ほどの家で食べられない子や産後うつの情報、そういったものは引き継がれて対応されているのか、確認させてください。 

 

◎子ども家庭支援センター所長 
 先ほどの学校の先生ですとか、保健師さん、保育士さん、いろいろありますけれども、そういったご家庭での虐待、または養育困難な状況を把握された、またはお母さまのうつで子育てに影響があるというような状況があれば、子ども家庭支援センターのほうにご連絡をいただいております。
 そして、要保護児童対策地域協議会、要対協に登録させていただいて、各関係機関が集まって進行管理というんでしょうか、役割分担をさせていただいて、現在、見守りや支援をしていくという形で行っているところです。
 

 

 

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