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2024年8月15日

「板橋区とスダチが連携し不登校支援を強化」について

「板橋区とスダチが連携し不登校支援を強化」について、板橋区教育委員会の指導室長から経緯を聞きました。(8/15)
状況を聞いたところ、
「株式会社スダチと連携し、不登校支援を試行しようとしていた事実」はありました。
8/9の板橋区のHPには、「一部学校で試行を始めたものです」とありましたが、現在は訂正され、「話しを聞いただけ」との主張になっていますが、これも訂正が必要です。
板橋区教育委員会は、取り組みの話を聞いただけでなく、実際に不登校の状況から、2校をピックアップし、学校へ連絡し、試行しようとしていたとのことでした。
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―詳細―
5月1日
教育支援センターで指導室長と教育支援センター所長、スダチの代表と間中区議で、スダチの取り組みについて話を聞いた。
教育委員会としても、保護者へのアプローチをどうしたらいいか模索していた。スダチのアプローチをしたら、どういう効果があるのか知りたいということになり、どこかの学校で、やってみられるところがあれば、どうなるか見て効果を検証していきましょうとなった。
スダチの代表が、7/18、7/19で2校に行き、校長や先生と話をした。
この2校には、事前に、教育委員会の指導主事から連絡を行っていた。
(不登校の状況で、この2校を教育委員会がピックアップしたとのこと。)
一連の動きについては、指導室長と教育支援センター所長で判断した。
保護者へのアプローチを模索していたので、進めてしまったが、もうやる予定はないとのこと。
プレスリリースが出たことは全く知らなかった。
・「連携」という言葉に困った。連携協定をしたわけではなかった。
・「不登校支援を強化」と書かれたことで、区の方針が変わったのではないかと誤解をされて困った。
・プレスに出すと知っていれば、文言等調整できたが、スダチからの情報は何もなかった。
とのことです。
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私としては、プレスリリースが出たからこそ、この動きを知ることができました。今回の件で、政策決定過程への課題が浮き彫りになったように考えます。
行政としては、連携という文言は連携協定がされてから使うというのがあるのでしょうが、一部の学校で試行する段階で、一般的には学校と民間が連携しているとの認識にはなると考えます。
先日、不登校についての対話の場でも、すごくモヤモヤしたことをインスタとFBには記載しましたが、家庭環境ばかりに焦点をあてたり、学校に登校できることが1番なんだという価値観を強く主張されている方が、このスダチの件に深く関わっていて、その発言の背景には、板橋区の不登校支援の流れとして、こういうことがあったのかと理解できました。
家庭環境は大事ですが、地域で子どもを育てること、多様な信頼できる大人を見つけられること、多様な生き方を選択できる社会をつくることを今後も求めていきたいと思います。

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