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2025年3月18日

2025年2月26日、補正予算の総括質問を行いました。「1.赤ちゃん食堂・こども食堂について」

2025年2月26日、補正予算の総括質問を行いました。

今回は、
1.赤ちゃん食堂・こども食堂について1
2.こども用トイレについて
3.部分休業の取得率について
について質問しました。

ここでは、「1.赤ちゃん食堂・こども食堂について」を報告します。
お読みいただき、ご意見やご提案など、ぜひご連絡いただけましたら幸いです。
動画は、こちら↓
http://itabashi.gijiroku.com/g07_Video2_View.asp?SrchID=1584

区の関係機関は
こども食堂事業の連携強化を積極的に

【1、赤ちゃん食堂・こども食堂について】

○井上温子
通告に従いまして質問をさせていただきます。まず初めに、1、赤ちゃん食堂・こども食堂について伺います。最初に、増額補正の理由についてお伺いいたします。板橋区子ども食堂支援事業補助金が1,000万円増額補正されていると思いますが、理由を教えてください。

○福祉部長(福祉事務所長兼務)
増額補正の理由でございますが、今年度から東京都が示す子ども食堂に対する補助金制度にこれまでより補助金額が大きく、週1回以上の実施が条件となる連携強化型が新設されましたが、この情報は昨年5月になってから区に通知されたため、当初予算には計上できませんでした。当初想定していなかった連携強化型で子ども食堂を実施する団体の申請が12団体あったため、補助金の増額が必要となったものでございます。

○井上温子
連携型の子ども食堂と区の連携状況と今後の連携の方向性についてお伺いしたいです。先ほど回答があったように、今年度から新しく子供食堂支援事業補助金のメニューとして連携強化型ができています。連携強化型は、区と連携して子どもや家庭を支援するものとされています。原則、週1回以上、子ども食堂を実施するとか、区と定期的な情報共有を行う、支援が必要な家庭を当該子ども食堂への利用につなぐなどが挙げられています。そこで区と子ども食堂の連携状況、今後の連携方法についての見解をお伺いします。

○福祉部長(福祉事務所長兼務)
今後の連携の考え方でございますが、連携強化型における連携は、区の関係機関が支援を必要とする家庭に対し、食堂の利用を勧奨した場合は適切な対応を行うこととし、子ども家庭総合支援センターに情報提供を行い、支援の連携に取り組んでいるところです。連携実績につきましては、連携強化型で実施している12団体から年度末に報告をいただく予定でありまして、報告内容を確認の上、取組事例を他団体と共有し、支援を広げていきたいと考えております。連携強化型は急遽創設された制度であり、今後の連携につきましては情報提供先を増やすことなどが考えられます。在り方について引き続き検討してまいりたいと存じます。

○井上温子
関係各所に連携強化型についての周知というのがなされているという理解でよろしいのかというのもお聞きしたいです。最近では、私が議員になった当初から比べますと、地域団体と連携しようとしてくださる方針というのが関係各所で感じられて、広がっているなと感じるので、そこはいいことだと思っています。しかし少し前の話ですけれども、話を聞くと、支援が必要な家庭に子ども食堂の情報を届けたいとフレンドセンターに行っても、「うちは関係ないです。お断りします」みたいな感じで返されてしまったという話を聞きます。また、健康福祉センターもチラシを置いてくださるようになったのは本当に一歩前進で、すごくいいことだと思うのですけれども、いま一歩必要な家庭にお渡ししてもらうというところまでは行っていないようです。せっかく連携強化型ができたので、ぜひ連携を強化する方法を具体的に検討していただきたいですけれども、いかがでしょうか。

○福祉部長(福祉事務所長兼務)
委員おっしゃるように、区民の方にも区の子ども食堂の取組状況など積極的に周知するとか、関係機関のほうに理解を求めるということが大事かなと思っています。区職員に、子ども食堂の意義、分かってはいると思いますけれども、改めて活動内容をよく理解していただく、連携をより密にしていただく、そういったことを積極的にやっていきたいと考えています。現状のところではまだまだ足りない部分があるかと思いますので、今後も取組を進めてまいりたいと思っています。

○井上温子
ぜひ、必要な方に情報を届けたり利用してもらうというのは担い手側も求めていることだと思いますので、ぜひそれが実現するように前向きに取組を進めていただきたいと思います。

ニーズが高い赤ちゃん食堂で
子育てを地域で担う板橋区の魅力を発信

○井上温子
次に、赤ちゃん食堂についてお伺いいたします。大枠では赤ちゃん食堂も子ども食堂の一つではありますが、赤ちゃん食堂については全国的にもまだ数が少ない状況にあります。しかしながら、予約を受付開始するとすぐに埋まるなどニーズの高さを感じております。出産後は、しばらくは慣れない育児や子育てのネットワークができていないということもありまして孤立しやすい状況、また体もしんどい状況が続いていると思います。赤ちゃん連れは夜よりも昼間のほうが外に出やすいということがありますが、一般的な子ども食堂は夜の開催が多いです。昼間に赤ちゃん食堂を開催するといいのではないかなと考えますが、現在、板橋区では小学校区に子ども食堂を設置することを目指していて、現在38学区に子ども食堂が広がっているという話は聞いています。そこで、赤ちゃん食堂も子育てを地域で行う取組の出発点として重要な役割を果たすため、ぜひ育成、周知を進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○福祉部長(福祉事務所長兼務)
赤ちゃん食堂の育成支援につきましては、設置運営に関して助言できるノウハウなどがまだ不足しておりまして、相談や支援について取り組めていない状況にございます。そのため、実施事例など研究していきたいと考えておりますが、まずは全小学校区への子ども食堂の開設という目標を最優先に考えまして、残り13学区となった店近くでの設置に注力していきたいと考えてございます。

○井上温子
赤ちゃん食堂も子ども食堂の一つの方法というふうには考えますので、ぜひ研究というよりはもう少し前に引っ張っていってもらいたいです。なかなか赤ちゃん食堂がある区は少ないので、そういった特徴のある区としても魅力を発信していってもらえたらいいと思います。

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