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2012年12月28日

こんにちは赤ちゃん事業における個人情報の紛失事故について

12月10日のことですが、区が委託して実施している「こんにちは赤ちゃん事業」にて、個人情報紛失事故がありました。
担当職員は、個人情報を紛失した子育てサポーター(区民)の委託契約を破棄すると話していましたが、違和感を抱き、私から区に下記のような話をした結果、契約の破棄はせず、引き続き子育てサポーターとしてご活躍頂ける方向で進められることになったとのことです。
福祉部では、何度も何度も個人情報の紛失が繰り返されてしまっていますが、どう体制をつくり直すかに焦点をあてて頂きたいものです。
詳細を報告いたします。
(概要)
こんにちは赤ちゃん事業は、「4か月までの乳児がいる家庭を訪問し、親子の心身の状況や養育環境の把握を行い、支援が必要な家庭には適切なサービスに結び付けていくというもので、「子育てサポーター」に委託して実施。
この訪問のための必要な個人情報(11人分)を含む書類を、子育てサポーターが紛失する事故が発生(12/7)。
書類は「対象者帳票」(乳児の住所・氏名・生年月日・性別)及び「訪問支援記録票」(乳児の氏名・生年月日)の2種類で、書類は訪問用カバンごと紛失したが、その後交番に届けられ、11人分の書類が揃っていることを確認。
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(区職員に伝えた事と私の考え)
紛失事故はあってはならないことではありますが、
担当の区職員が説明に来た際、
「紛失したサポーターの契約を打ち切ります」
「11人もの個人情報を紛失したというのは重大な事ですから当然のことです」
と発言。
私は、大きな違和感を持ちました。
なぜかというと、つい数ヶ月前にも障がい者福祉課で重度障がい者の方の個人情報を紛失し、しかも紛失したまま見つかっていないという事件が発生していますが、こちらは区職員が紛失したので、もちろん契約打ち切りなどはされません。
区職員よりも、子育てサポーター(区の研修を受けた個人。有償ですが、子育て支援がしたい人がボランティア精神でやっていらっしゃるとのこと)の方が罪は重いのでしょうか。
この事件について説明に来た課長、部長に対し、私から、
「課長、部長も、個人情報を紛失する可能性がゼロとは言えないが、もし個人情報を紛失したら、退職されるのですか?」
「部長は、いつも一生懸命仕事を頑張っている部下が、個人情報を紛失したとき、首を切るのですか?」
と質問。
誰しも、ミスはするものです。
にも関わらず、「見せしめのようにミスした人の首を切りました」では、不適切と思います。
逆に、個人情報を紛失した責任をとって、退職すべきだとするならば、区職員にも同じ対応をすべきです。
区職員への対応と、委託した区民サポーターへの対応が明らかに違っては、 新しい公共を推進しようにも信頼関係が築けず難しいと思います。
新しい公共を推進しようとするならば、単なる委託先だと考えずに、大切にして欲しいです。
さらに、決算の総括質問でとりあげた、介護居宅生活支援費・介護給付費不正請求の問題では、ミスではなく故意に不正請求をしていたにも関わらず、区は会社を守ることを選んでいます。ミスで紛失した個人が契約を破棄され、故意に不正請求した会社については都の監査も受けず、区からは告訴もせず、指定も取り消されないというのは全く理解出来ません。
先日の子ども放課後教室での指導員の暴力的行為については、区職員が以前からおかしいと思っていても、委託先の指導員であったので、直接注意が出来なかったなど、委託のあり方に、大変大きな課題があるのは明らかです。
今回のようにミスをしてしまった個人の契約を破棄することではなく、これら委託のあり方を根本から見直すことこそが区の体質の改善 への道ではないでしょうか。
20121210こんにちは赤ちゃん事業における個人情報紛失事故について

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