2019年12月26日
赤塚公園・沖山地区でのボール遊びについて
9月5日のこと。
赤塚公園で幼児と遊んでいた保護者から、
赤塚公園の沖山地区が突然ボール遊びだめになってしまったとの投稿がありました。
いつもの広場、先週1ヶ月ぶりに来たらこんな看板がついてました。
こんな広い広場でボール遊びだめって…何かあったのかな?
ここは唯一球技ができていいなぁと思っていたのですが。
いつも私たちが遊んでいるときもテニスやソフトボールしてる大人やキャッチボールやサッカーしてる小学生もいたけど、お互い様子見ながら譲り合って遊んでいたと思うのだけど…
(ソフトボールの人たちは私たちがいたら打つ方向変えたりして気を遣ってもらってたと思う…)
ここの沖山地区は、とっても広い公園です。
なぜ、突然ボール遊びが禁止になったのだろうか。
板橋区議会事務局に協力をしていただき、東京都に問い合わせをしました。
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<11/19、21 東京都建設局公園緑地部公園課からの回答>
(1) 危険なボール遊びが禁止になった経緯について
●沖山地区にてゴルフをしている人がいるという苦情があったため、今年の夏ごろにゴルフを禁止するピクトグラムを掲示した。
●同じタイミングで、以前より苦情があったサッカー・野球についても禁止するピクトグラムを掲示した。
●都としては、近隣に迷惑となるような、ボールが遠くに飛んだり、硬いボールでけがをする可能性がある遊びについては禁止している。
●しかし、あくまで危険な遊びのみ禁止しているものであり、親子で行うキャッチボールや、小さい子のボール遊びは可能。
(2) 危険なボール遊びを禁止としたことにより、利用者数が減ったことについて
●禁止事項の設定についての基準はない。公園の環境・状況や利用状況、近隣からの苦情などにより、そのつど総合的に判断している。 赤塚公園においては、別の地区に、硬いボールを使う遊びのできる場所が整備されている。ボール遊びについて問い合わせがあった場合は、安全のためそちらで行うように案内している。
●利用者を増やすことについては、もちろん利用者数が多いほうがよいととらえている。 利用者を増やすための、イベントなどの取り組みについては、赤塚公園の指定管理者から提案を受けるなどして実施している。
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といった回答でした。
しかしながら、サッカー等、キャッチボールはご遠慮くださいとの記載なので、危険でないボール遊び、周囲を配慮するならば可能であるといったメッセージは伝わらないものとなっていたように思います。
その後、11月28日(木)に表示を変えてくれていました!!
また、12月6日に開催した高島平のまちづくりの勉強会に参加してくださった宮瀬都議にも沖山地区で起きたことをお伝えしたところ、
12/16に都に質問をしてくださり、
12/20付で都立公園では、「親子でのキャッチボールや、サッカーのパス練習については、他の利用者に支障のない範囲で認めている」と正式な見解が示されたとのことです。
公園のルールは、苦情のみによって作るものではなく、
様々な立場の人たちが参加して決めていく必要があります。
お互いに譲りあったり、状況を見ながら遊ぶことができれば、ルールはできる限り少ないほうがいいはず。
何もない場所や、広々とした空間は、それだけでも価値はありますが、
ルールばかりで縛られて、「だれもいない公園」が増えてしまってはもったいないですね。
今回は、保護者の方からの気づきを共有してくださったことによって、柔軟な表記になり良かったです。
みなさんの周囲でも、気付きがあれば教えてください♪
これとは別に、2月から、ボール遊びをできる公園が欲しい!と声を上げた子どもたちが話し合う「子ども会議」を応援団の大人の一人としてサポートしてきましたが、
こういった活動によって、禁止ばかりの公園で窮屈に思っていた人たちが、「ルールは自分たちも参加して決めることなんだ」と考えるきっかけになっていけばと思っています。