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2020年6月11日

20.5.13 区民環境委員会答弁まとめ

5月13日に行われた、区民環境委員会の井上答弁箇所を抜き出し、まとめました。

ぜひお読みください。

 

当日の運営内容は次の通りです。

  1. 陳情審査
    <区民文化部関係>
    陳情第 5号 清水町集会所の廃止延期に関する陳情 (継続審査分 元・6・5受理)
    〃 第58号 子どもの遊び場についての陳情(東板橋公園グラウンドの件)(継続審査分 元・11・28受理)
    <資源環境部関係>
    陳情第47号 「公共施設の配置検討(エリアマネジメント)」についての陳情(集会・環境施設の件)第1項 エコポリスセンター現地存続の件(継続審査分 元・9・25受理)
  2. 所管事項調査
    (1)新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急対策の実施について
    (2)植村冒険館展示制作等業務について
    (3)熱帯環境植物館の改修工事の実施について
    (4)板橋区災害廃棄物処理計画の策定について

2020/5/13 区民環境委員会 答弁まとめ

【子どもの遊び場についての陳情(東板橋公園グラウンドの件)】

○井上温子
利用実態を調べ、話合いしていただいたということで、大変嬉しく思っています。利用実態、調べたものに関して資料で頂けますか。
○スポーツ振興課長
利用実績につきましては、資料としてご提示いたします。
○井上温子
水曜日にやられている方が、月1日なら開放日として設けられそうだというようなお話であったと思います。3月は金曜日が開放できるということですが、4月以降、今年度は、金曜日に関しては難しいのでしょうか。
○スポーツ振興課長
金曜日が実は中学校の部活で利用されているケースが多かった状況です。冬場にいては、部活の活動も少し少ないということがあり、金曜日が開放日となる状況が生じていました。ただ、4月以降、現在中学校も部活、学校再開しておりませんが、学校が再開することに伴い、当然金曜日も部活の練習が入ってくると思われますので、今後は逆に金曜日が開放日として実施できない可能性が非常に強くなってくるという状況です。
○井上温子
もう一つは、週に3日間利用されていた団体さんとの話合いはどうなったのかです。開放に向けてどのようにご協力していただけるという状況なのでしょうか。
○スポーツ振興課長
週3日程度利用している少年サッカー団体ですが、1月の話合いのときにも、半面利用ですとか、開放スペースにつきましては工夫の余地があるというような状況でした。ただ、現時点で、体育施設条例上、半面利用するというような規定がありませんので、仮に半面利用を促進していくということであれば、当然条例改正が伴ってくるという状況です。
○井上温子
それは、区として努力をしていかなければいけない部分になっていくのだと思います。その団体さんは半面利用だったら可能とおっしゃってくださっているということでしたら、条例改正をするという方向でやってくださるという認識でよろしいでしょうか。
○スポーツ振興課長
運動場の半面利用については、施設の有効活用や、利用機会の拡大につながってくると考えています。この辺については、運営の方法も含め、引き続き検討していきたいと考えています。
○井上温子
開放していただいた3月で、コロナの状況なのでかなり少ないのかなと思ったのですが、それでもなお60名を超える多くの方たちがいらっしゃったということで、ニーズがとてもある地域なのだと分かりました。課長としては、この人数に関してどのような認識、見解をお持ちなのか、ニーズの有無についてはどのように捉えているのかお聞かせください。
○スポーツ振興課長
実は、2月にも、事前周知は行うことができませんでしたが、開放日がありました。2月は、14日の金曜日、21日の金曜日、28日金曜日の3日間ありました。こちらについては、運用変更前であったことから、近隣小学校への事前周知はしておらず、施設への掲示によるお知らせのみでした。
しかしながら、2月の寒さも影響したと考えられ、実際3日間では利用者はゼロでした。一方、3月の開放日については、一定の利用人数がありました。こちらについては、事前周知をした場合と事前周知をしていない場合で、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴う小学校の臨時休校などもあり、厳密に比較することは難しいとは思いますが、小学校への事前周知は一定の効果があったものと考えています。
○井上温子
その休校になったときというのは、学校に周知した場合、それというのは、子どもたちに伝わったのでしょうか。学校に掲示したときは、まだ学校が通常に登校できる状態だったという認識でしょうか。
○スポーツ振興課長
こちらの3月分の事前案内のお知らせにつきましては、臨時休校前の2月21日に小学校に対しましてお知らせをしておりましたので、この情報につきましては、その時点では児童には十分周知はされていたというふうに考えております。
○井上温子
それから、週3日利用されている団体さんは、半面利用でも大丈夫ですよということですが、人数的には何人ぐらいが利用されているのでしょうか。私少しが見に行ったとき、どの団体さんかは分からないですが、そんなに広く使わずに練習されていることも多くあるのかなと現場を見ていて思ったのですが、いかがでしょうか。
○スポーツ振興課長
3月の中旬に現地に行って個別の話合いをしたときも、ちょうど練習をしていました。そのときは、約20人で施設の半分ぐらいを使って練習をしていたというような状況です。
○井上温子
あとで資料を頂ければ、どのくらいの人たちがどの程度利用されているのかが分かるとは思いますが、実際現地に行くと、開放日ではない日でもかなりスペースが広く残っているときもあるので、引き続き工夫をできるように話合いをしていただきたいし、条例改正も求めていきたいです。東板橋公園のグラウンドの団体の予約を一定の日にするなど、一般開放を使いやすくしてほしいということが今回、陳情の要旨としてありますが、月に1回の水曜日というのは、第3水曜日とか、固定になるという認識なのか、半面利用というのを行われた場合に関しても一定の日になるのか、それとも、毎週ずっと、例えば月曜日は半面利用が可能ですよと、開放日であるということでご案内をしてくださるのかというところも検討状況を教えていただきたいと思います。
○スポーツ振興課長
まず、1点目の遊び場開放日につきましては、現時点では、第4水曜日固定をして準備を進めていきたいと考えています。さらに、団体貸切りがない日に限っての遊び場開放も継続していきます。こちらについては、いつ団体利用の貸切りがないかどうかは不安定な状況もあるので、流動的になっていきます。
○井上温子
半面利用を前向きに検討してくださっている団体さんと話し合うときは、固定になるように話合いを行ってくださるということでよろしいでしょうか。それとも、週3回のうちの1回をずっと毎週月曜日は半面利用にするという方向で、区としては話し合ってくださるのかというところは、もちろん向こうのご意向もあると思いますが、一般の子たちが利用しやすい遊び場をつくっていくということが大変重要だと思うので、その辺ももう一度見解を伺いたいと思います。
○スポーツ振興課長
週3日程度利用している少年サッカー団体については、1月に話合いをした時点では、月曜日は比較的練習の人数も少ないというようなことが確認できました。よって、月曜日であれば、場合によっては固定をして半面利用が可能になる可能性もあろうかというような状況です。

○井上温子
おそらく全会派、子どもの遊び場を広げていくということで、皆さん、努力して、議論して、いい方向に向かってきていると私自身も思うのですが、それというのは、この陳情が出されたからみんなで動いてきたということなので、取下げをしてもらうというよりは、皆さんがこの陳情に賛同しているのであれば、採択ということを示して、さらに使いやすい方向で区側とも協力しながら進めていくということがあるべき姿なのかと思います。
もともと、この陳情が出される前に、願意がもう既にかなっているような状況だったのであれば、この陳情というのは現状に沿わないですよと、取下げ依頼をするというのは分かるのですが、この小学生たちが出したときは、そういう状況ではなかった。だから、こういうふうにしてほしいのだということがあり、動いてきているので、取下げではなくみんなで採択し、さらに進めていけたら望ましいのではと思います。

○井上温子
前回同様、採択を主張させていただきます。
この陳情自体は、すぐには採択にはなりませんでしたが、継続ということで、皆さんと共に議論ができて、前向きに進んできたことを本当に嬉しく思っていますし、少しずつ個人利用、スポーツクラブとか団体に入っていなくてもスポーツがしたいという子どもたちの願いというのを受け止めて、拡大していこうという流れができたことは大変嬉しく思っています。
現在、月に1回固定の日(水曜日)ができたということ、さらに、予約がなかった日に関しては、事前に周知ができるようになったということで、工夫されてきたように思っています。願意はある程度かなってきているとは思いますが、半面利用の月曜日の開放などはまだまだ課題として残っており、私自身も何度か見に行ったときに、半面開放しても支障がない日というのが結構あるとは思っているので、施設の有効活用としては、今後もぜひ区に対応を求めていきたいと思っています。
団体のクラブとかスポーツチームなのか、個人の子どもたちなのかというような対立をさせたいわけではないですし、陳情者の人たちもそれを願っているわけではないと思います。東板橋公園を全て子どもたちに開放してくれというような陳情ではなくて、一定の日にするなどしてほしいという、私たちも使えるようにしてほしい、使いやすいようにしてほしいという陳情になっていますので、特段対立を生むような内容ではないと思っています。議会としても前向きに採択をして、進めていきたいと思っています。

【公共施設の配置検討(エリアマネジメント)」についての陳情(集会・環境施設の件)】

○井上温子
集会・環境施設を現地に存続するということに関しては、私たちの会派としても、存続させるべきだと思っていますし、こういったものは維持していくべきだという立場に立っています。しかし、まだその計画が十分議論されていない状況なので、現在のところは継続とさせていただきたいと思います。

【新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急対策の実施について】

○井上温子
最初に少しお伺いします。区の体制強化で、外出自粛要請の呼びかけ強化、ポスターを掲示するとあるのですが、今、外出自粛はもちろんしなければいけないことは分かっていますが、本当に真面目な方が、一歩も外に出ないという方が結構いらっしゃって、逆に健康を害すのではないかと。歩数も100桁台であったり。そうなってくると、コロナよりも違うリスクというのが、個人個人に関しては結構大きなものになってくるのではないかと思っています。人がいるところを歩くというのは、もちろんよくないですが、散歩を1日に30分程度はしましょうとか、人がいないところを避けて運動していきましょうということのほうが、今重要なのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
○地域振興課長
実は外出自粛要請の呼びかけ強化ということで、この緊急事態宣言が発出されまして、皆さんに周知をするための方策が、まず掲示板ということを地域振興課のほうでは考えさせていただきました。これについて、一番初めにデータをつくり、地域センターに送りまして、地域センターで印字して掲示するということで、全部、地域振興課の中の手作業でやらせていただきました。
これを一番初めにやったときは、とにかく不要不急の外出をまず避けること、それを区民の皆さんにいち早くどうやって知らせるかということが第一の目的でしたので、できるだけ易しい日本語、また外国語表記なども入れまして、地域振興課のほうで工夫して作成したものをまずは掲示しました。これからまた状況の変化がいろいろ起こってくると思いますので、必要なPRについては、それぞれのまた所管で協力しながら掲示していくような形になると思います。
今ここに出した段階のものは、まずコロナの感染症拡大を防止するために何ができるかという最初の一歩のポスターでしたので、その旨ご理解いただければと思います。
○井上温子
世の中全てが同じ方向に向かっているときこそ、違ったメッセージで何を発しなければいけないのかを、小さな地方自治体は考えるべきだと思っていています。今孤独死とか、虐待とか、体力低下というのが、かなりの勢いで起きると思うのです。
感染を防止するというのは、もちろん社会とか、人の命を守るために重要であることは、認識はしていますが、コロナを開けたときに、孤独死が板橋から起きていたら私は嫌だし、体力低下や、認知症の進行だとか、そういったものが併せて起きてくるのだということを認識しておかないと、本当に問題になってくると思います。
高齢の方で区の指示をきちんと守る方って、一定数いらっしゃいます。私も50人ぐらい高齢者の方にお電話したのですが、本当に一歩も出ていません、ちゃんと守っていますよとおっしゃる方が一定数いらっしゃいます。ただ、その方の、お家が皆さん広ければいいですよね。60平米、100平米とかあるお家だったら、家庭内での運動はできると思うのですが、20平米、25平米とかのお家の方は、本当に移動距離というのがないので、そこまで地域生活に想像を働かせて、ぜひ周知をお願いしたいと思います。

【定額給付金について】

〇井上温子
給付金について。4月20日に総務省が、ホームレス状態の方にも、4月27日時点で住民票があれば10万円の対象ですという通知を出されています。しかしながら、確認資料や、口座をお持ちでない方というのが、おそらく結構いらっしゃるのでは。そのような方たちへの対応は、どのように検討されているかお聞かせください。
○定額給付金担当課長
委員おっしゃられたように、ホームレスの方も当然対象になります。
口座をお持ちでない方は、ほかにもいらっしゃるかもしれないですが、口座をお持ちでない方に関しては、個別に事情を伺った上で、窓口で現金でのお渡しという形にさせていただきたいと思います。ただ、その事情等をやはり確認させていただいた上でのお渡しにはなると思います。
証明書等に関しても、特に本当にその方が、というのを確認するのは、やはりそういった場合は個別のケースになってしまうと思いますので、丁寧に対応させていただきたいと思っています。
○井上温子
本人確認書類をお持ちでないと本当にその人なのかというのが、すごく難しいケースがあって、おそらく記憶をたどって、どこで私は生まれて、どういう家族でとか、そういう情報から探っていくことになるのかもしれず大変で面倒なケースかもしれませんが、ぜひ窓口の人たちには、全ての人を断らないで受け入れていくという姿勢でやっていただきたいと思います。
あとホームレスの方だと、住民票の所在地と今いらっしゃるところが全然違う場合が多いと思います。例えば、秋田で生まれて、住民票は秋田のままだけれど、板橋でホームレス状態になっているというケースもあり、そういった場合をどのように対応するのかということも確認したいです。それから、4月27日まで住民票がある場合となっていて、抹消されている方って結構、住民票がない方というのが一定数いらっしゃると思います。その場合の対応、救済策というのはあるのか。国がやっていることなので、区からは要望を出すぐらいしかできない場合もあると思いますが、救済策があるのかというのも併せて教えてください。
○定額給付金担当課長
まず、住民票を移していない例えばほかの遠いところにあって、ただ、今は現在板橋にいるとかという形の方ですが、やはり4月27日現在の住民登録のところになりますので、その前のところの例えば自治体等にご連絡していただき、依頼して送っていただくという形になると思います。板橋区でそれを支給することはできないという形になります。
あと郵送等で、転送サービスとかで送ってもらうということも一応できるのですが、その自治体さんでどのように小まめな対応をしていただけるかというのは、ご相談いただきたいと思います。
そもそも住民登録が抹消されていてないという方ですが、日本に住んでいるということで、ただないということだと、住民票を例えばそのときに回復していただければまた給付の対象になりますので、住民登録がないとできないのですが、消されているものを回復させれば給付の対象になりますので、そういった面ではその回復をしていただくという形になります。
○井上温子
4月27日時点でなければならないというのを見たときに、漏れが出てくるのかなと思ったのですが、回復をさせれば全ての方が対象になるということでしょうか。
○定額給付金担当課長
日本にお住まいで、ほかに全然住民登録がなくて、基準日のときにもなかったというところで、最初に初めてそこで回復させたところが、原則受給を得る自治体になります。
例えば、転出届をしていて、海外に住んでいることにしていて、基準日前に日本に戻ってきていたのだけれど、手続はしていなかったとかという方も、例えば27を過ぎても、戻ってきて最初に日本で住民登録をしたところが支給対象の自治体になります。
○井上温子
そうすると、4月27日までになくても支給はできるし、抹消されていても、その抹消されたものを回復すればいいということなのかと、もう一点お聞きしたいのが、先ほど板橋区にいるホームレス状態の方が、他県に住民票があった場合は、そちらの県まで連絡したりとか、行かなければならないということが分かりましたが、板橋区に住民票があって他県にいらっしゃる方がいた場合、板橋区が支給をする必要がありますが、そういう場合というのはどのように対応されようと思っていらっしゃるのか、決まっていたら教えてください。
○定額給付金担当課長
板橋区に住民登録があって、ただ、ずっと他県にいらっしゃるような方に関しては、そういった方は先ほどの逆のパターンも含めてなのですが、郵送してくださいという依頼書というのを出せる形になっています。なので、その郵送依頼を受けて、そちらのほうにお送りするという形になります。
○井上温子
先ほどの回答がまだでしたね。
○定額給付金担当課長
住民票がなくて復活したというやつとかですけれども、復活の手続きをさせていただければ、基準日より後でも支給対象になりますので、大丈夫ですということです。
○井上温子
ありがとうございます。ホームレス支援されている方たちが、気にされていたことだったので大変よかったです。
もう一つ、DVなどで、世帯ではなくて個人給付を希望されている方というのは、4月30日までにお知らせくださいということで、事前に申し出るようにという通知があったかと思いますが、その後でも受付しますと書かれています。ただ、世帯に例えば郵送し終わった後ですと、どのような扱いになってくるのでしょう。世帯にはその方の分の10万円を振り込んでしまっている。でも本来DVで逃げていたので、私は個人で欲しかったのだという場合は、申し出てもらっても、救済策がきちんとあるのかが気になっています。教えてください。
○定額給付金担当課長
事前にそういった届出をしていただいた方は、まず郵送から除くという形で、それ以降でも、来て間に合うものについては抜かすのですが、間に合わないで行ってしまった場合、例えばそこの世帯主様が全員分要るよといってやった場合は、一回まずそこには振り込まれてしまいます。
ただ、その後でも、DVで逃げているという証明手続をしていただいた方には、一回元の世帯主に振り込まれていても、そのDVの方にも振り込む形になって、元の世帯主様に返還請求をすることになります。
○井上温子
あとDVとかの相談を受けてきちんと別居していたり、書類が整う方というのは、その対象になってくると思うのですが、これ、グレーゾーンの方が相当数いらっしゃると思います。大ごとにしたくなくて相談機関を使っていないとか、調停等していないとか、いろんな方たちがいて、はざまにいる人たちの対応というのが、肝になってくると思います。例えば今まで相談したことはなかったけれども、世帯主となかなか関係性がうまくいかなくて、個別にしたいのだといった場合には、例えば相談センターとかに相談を今からでもしてもらうことで、個別に給付をしてもらえるようになるのか、それとも今まで遡って相談をしていたというような証明がなければ個別給付はできないのかというのは、すごく大きな差になってくると思います。そういったところに関しては、どのような扱いになるのか教えてください。
○定額給付金担当課長
国のほうから示されているものによると、やはり民間のところとかでもいいので、例えば警察とかでもいいですし、何かしら相談があった記録というのを基に判断していくことにはなっています。
○井上温子
その警察の相談記録というのが、例えば5月に入っていたら駄目なものなのか。グレーゾーンの方たちって、あまり相談機関にも行っていない、警察にも言っていない、別居状態で暴力から逃げていて、でも住民票としての世帯は一緒になっているというケースがあります。過去のケースでも、世帯主支給となると、そういった場合になかなか難しいことが多かったです。
今回のこの10万円、相談していなかったけれども、こういう状態で今逃げている状態にあるのだということを新たに相談すれば個別給付に切り替えられるとなれば、救われる方も多いと思います。それは大丈夫なのかどうかがもし分からなければ、後で資料を頂ければありがたいです。
○定額給付金担当課長
後でまた。すみません。

【中小企業の支援について】

○井上温子
中小企業の支援について伺います。緊急事態なので頑張られているのだとは思いますが、ほかの様々な自治体を見ていると、青森や岩手などでも、飲食とか、宿泊とか、タクシーなど様々な事業者に10万円、20万円の給付、小さな自治体でも現金給付というのを行っていて、板橋区は今のところあまりそういった方向では考えられていないのかなと思うのです。
国の持続化給付金だと50%売上げが下がったところしか対象にはならないし、都の協力金だと対象となるところにしかお金は行かないし、飲食店に関して言うと、8時前に閉まっていたところは同じ飲食業でも対象外になるし、様々都や国の支援策から抜け落ちている人たちというのがいるわけです。売上げが10%、40%下がっていても対象にならない。
いろいろ見ているとなかなか難しい部分がありまして、戦後最大、リーマンショックを超えるような今経済危機が来ているわけですね。そのときに、緊急事態のために一生懸命皆さんがためてきた財政調整基金というのをきちんと使って、今後中小企業の支援で給付とか、そういったものをきちんとしていくぞという検討を行われているのかどうか、お伺いしたいと思います。
○産業振興課長
持続化給付金については50%を割ったところ、一月単位というようなことですので、その中でということなので、平均すると30、40とかというところも、この月はというようなところもあるのではないかとは考えているところです。
また、一方で東京都の協力金についても、そもそもいわゆる3密を防ぐため、あるいはクラスター対策というようなところで、そういった可能性のある施設に対して休業を要請しているというようなところなので、それ以外のところもあろうかと思います。
一方で、飲食店等についても、お昼の時間帯しかやっていなくても休業するということであれば、協力金の対象にもなっているということはありますので、今、区として現在行っている、これまでに行ってきたというところでは、まずは運転をしっかりとしていただくといようなことでの運転資金のあっせんというようなことで、実質こちらのほうは無利子というような形で利子補給もして対応しているところです。
そういった国や都の政策を見ながら進めていきたいとは思っていますが、一方で私どもでも先ほどの相談件数がこの二月で719件と、通常の4倍から5倍ぐらいの数になっています。お困り事が全てというか、かなり広い業種にわたっているというところは、把握していますので、今後どういった形ができるかということで今現在検討をしています。
そういった中では今取り沙汰されている固定費の部分であったりというところでは検討を進めており、そこのスキームづくり等々うまくできていけば、今後お示しして、予算化というようなことで補正の予算を立てて対応には当たっていきたいとは考えております。

【植村冒険館展示制作等業務について】

○井上温子
この植村さんの件に関しては、前にクラウドファンディングでお金を集めていると思います。これというのは63万円集まっていると思いますが、それがどういったところに使われたのかというのが分かるといいなと思います。こういう展示物とか、そういった今回やられる中で、何か提案や、区として考えていることがあれば教えてください。
○スポーツ振興課長
クラウドファンディングの件でですが、最終的には約100万円集めることができました。実際はまだこの100万円については、この整備費に現時点で充てているですとか、そういった状況ではありませんので、今後のいろいろ事業を展開するですとか、設備系の整備をするに際し活用していきたいと考えています。
○井上温子
こういうクラウドファンディングとかをやるときに、何に使われたかというのがやはり分かったほうが寄附しがいがありますし、もしまた仮に今後こういった植村さんの業績を後世に伝えたいというような方々の共感を募って、また寄附を集めて新たな何かをするというのであれば、確実にそこはアウトプットとしてどういったものが行われたかというのが大事だと思います。それはおそらく工事費等よりも、こういった展示物や、子どもに火おこしとか、そういったチャレンジスピリットを伝えるためのワークショップをしただとか、公園で何かプレイパーク的な要素を踏まえてそういったものを伝えましたと言ったほうがきっと満足感というのは得られると思うので、あまり普通の一般会計とごっちゃにせずに見える化していただけたらと思いますが、いかがでしょうか。
○スポーツ振興課長
こちらのクラウドファンディングについては、3か年計画で実施をしています。確かに初年度については、植村冒険館の展示の全体のリニューアル構想や、その辺がまだまだ不足している中で、先行してクラウドファンディングを行っておりました。今年度については、こういった形で具体的に展開が見えてきましたので、恐らく予定ですと、今年の秋口ぐらいにふるさとチョイスですとか、そういったところを活用しながら募集を開始すると思いますので、その募集の際にはもう少し活用方法や使い道、そういったところもしっかりと明示をして、ファンドのほうは始めたいと思っています。
○井上温子
今後はそうしていただけるということですが、今までの頂いた分もきちんとこういうことに使ったんだという説明をできたほうが、継続的な寄附者につながる可能性も高いと思うので、今までの方に関してもきちんとやっていただきたいです。
基本的に区の事業というのは税金で行われていて、そもそも予算化されれば事業実施するわけじゃないですか。でも、その付加価値をつけるために、区の通常の予算では例えば100万円しかないです。ただ、皆さんから20万円もらえたからここの付加価値要素、例えば公園でのワークショップとか、展示物でいえばこれがプラスアルファでできましたよとか、通常の予算よりも、皆さんの寄附があったからプラスアルファの付加価値をもってこの会場がオープンできたのだということをきちんと示していくことが、住民参加や参加型の施設運営につながっていくので、そこはぜひお願いしたいと思います。

【熱帯環境植物館の改修工事の実施について】

○井上温子
大人用のベッドというのは多目的トイレにあるのかどうか、障がい者の方たちや、高齢の方でもそうですが、大人の方がおむつを交換するための大人用ベッドというのを区としては前向きに入れてきていると思いますが、現状であるのかないのか、もしない場合、設置するのか否かという点だけ確認させてください。
○環境政策課長
現在大人用のベッドというのは設置されていない状況です。今回の工事でも設置する予定はないのですが、いろいろ今後の施設の使用状況等を含め、必要に応じてその辺りは今後検討する余地があるかもしれないと考えています。
○井上温子
こういう施設の改修のときには大人用のベッドは入れますと区長答弁があるので、この熱帯環境植物館のことだけでなく、全庁的に改修等するときには入れますというお話はあります。気になるのは、このような工事をするときに障がい者福祉課等との話合いはされていないのか。バリアフリーとかユニバーサルデザインになっていない部分に関しては、きちんとその点を考慮して改修計画をしなければ、いつまでたっても障がい者の方たちが使いやすい施設にはならない。なので、やらないという選択肢はないと思うので、きちんと計画に入れていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○環境政策課長
大人用のベッドですが、トイレ内に設置すると、スペースの問題がありまして、本格的に何か大きな大規模改修等のタイミングではないと、なかなかやりづらい部分があるのかと考えています。ただ、障がい者の方々にいろいろご不便をおかけしている部分も場合によっては部分的にはありますので、その部分については、今後いろいろご要望の声をお聞きしながら、その辺りを踏まえ検討の一つの材料にしていきたいと考えています。

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