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2020年7月14日

学校のルールや校則について

学校のルールはだれのため?
-規則や校則について考える-

こんにちは。いたばし未来ラボ、研究員のワカバヤシです。
今回は、子どもたちの過ごす学校でのきまりについて深掘りしたいと思います。

「校則」というと、中学校・高校での学校ごとのきまりというイメージがありますね。
生徒手帳にも明記されている校則ですが、最近では「ブラック校則」や「校則のない学校」などがメディア等でも注目されることがあります。
校則は、問題行や校内暴力等が起きるたびに厳しくなっていったようです。

では、現代の時代に即したものになっているのでしょうか。

 

そもそも、校則の定義ってなんでしょう❔
文部科学省のホームページには、校則について以下のように記載されていました。


5 校則
校則とは,児童生徒が健全な学校生活を営み,より良く成長・発達していくため,各学校の責任と判断の下にそれぞれ定められる一定の決まりです。校則自体は教育的に意義のあるものですが,その内容・運用は,児童生徒の実態,保護者の考え方,地域の実情,時代の進展などを踏まえたものとなるよう,積極的に見直しを行うことが大切です。
 文部科学省では,平成9年度に実施した「日常の生徒指導の在り方に関する調査研究」の調査結果を受けて,10年9月に,各学校における校則と校則指導が適切なものとなるよう都道府県などに対し通知を出し,指導の徹底に努めています。


 

児童・生徒たちが健全に、いきいきと自分らしく過ごすことを妨げるような、説明のつかない校則があるならば、きちんと見直し、改善されていくべきもの、ということが分かります。

ところで、小学校において、「校則」はあるのでしょうか
小学校では「校則」という用語はあまり用いられることがなく、「教育目標」「規則」あるいは「ルール」というような示され方が多いのではないでしょうか。

また、小学校では学校全体のきまりについて明記されたものを目にする機会も少なく、新学年の始まりに配布される学年だよりにさらっと記されているくらいではないでしょうか。
その時々の担任の先生や、学年主任の先生の考え方によって、そのきまりのも変わってしまうことがあるように感じます。

 

たとえば、今回あった我が家の息子の事例ですが、4年生の時、カラーペンを使ってきれいにまとめているノートについて担任の先生が「分かりやすくきれいに丁寧にまとめているね」と、いつもほめてくれていたそうです。それが、5年生になり担任の先生が変った途端、「カラーペンは使わないように」と一喝されてしまいました。

なぜこれまでほめられていたことが、注意されることになってしまうのか?持って行ってはいけない理由の説明もされることがなく、息子は途方に暮れてしまいました。

そんなときに「きまりだから仕方ない」で片づけるのではなく、きちんと納得して進める子になってほしいと思い、先生にこれまでのことを話し、理由を息子に説明していただきたいとお伝えしました。息子は、色分けすることで勉強を楽しみ、意欲も確実に上がっていたので、カラーペンが使えないにしてもしっかり納得してから次に進んでほしかったからです。

 

先生から理由を伝えられた息子。

理由は①だれもが買い揃えられるわけではないから。
   ②ノートを書くのに時間がかかってしまうから。
というものでした。

うーーん?と思いながらも、息子は先生からちゃんと説明してもらい、納得したというので、その後かかってきた先生からのお電話で対応へのお礼を伝え、この件は終わりました。
カラーペンという小さなことですが、何にしても本人が納得するということが大切なのではないでしょうか。。

大人だって、自分の好きな文房具で仕事のモチベーションをあげたりします✎
勉強も同じように好きなものを使った方が、勉強への意欲もわくという子もいると思うのです。
1.2年生の低学年のうちは、確かに書くのに時間をとられてしまったり、なくしてしまったりというトラブルのもとになるのかもしれませんが、高学年になればそのあたりは自分でコントロールしながら十分できるのではないでしょうか。
(現に中学生になった途端、文房具の制約はなくなることが多いです)
けれど、これに関しては保護者側も様ざまな考え方があるので一概にこうすべき!とは言えません。

言えることは、これからの子どもたちは、より多様性を重んじる国際社会の中で生きていくのですから、多様性を認めないルールを強要してはいけないということです。
もちろん、学校全体の方針は示してしっかり子どもたちを導くことは必要ですが、それは常に「子どもたちのため」であるべきなのです。
学校に規則があるとすれば、それはまぎれもなく子どもたち自身のためでなくてはなりません。決して、大人が管理するための規則になってはいけないですよね。

中学校以降の校則も、外部に公表されていない場合が多いのですが、むしろホームページなどに掲げオープンにするべきではないでしょうか。それにより、入学前に子どもたち自身が、自分に合った学校を選べることが理想的かなと思います。
少なくとも、自分が納得できない理不尽な規則に、従わざるをえないような雰囲気のある学校はよくないです。

おかしいことをおかしいと言え、それに向き合って応えてくれる先生がいる学校が増えれば、学校はきっともっと楽しく自分らしくいられる場所になるのではないでしょうか♪

また、親やPTAからもおかしいと思うことをしっかり拾い上げ、問題提起していくことも大切だと思います。
現代は、LGBTや発達障がい、外国人等の児童、生徒も増え、多様性を認め合うということがこれまでよりとても重要になっています。
規則や校則が、子どもたちの健全な育成の弊害になるということのないように、時代に即したものへの見直しが必要なのではないでしょうか。

このようなことを思い、今回自治体ごと、または各国による学校の規則について調べていこうと思っています。

ぜひ、みなさんの疑問や不満、あるいは校則が厳しくあることのメリット等もお聞かせいただけると嬉しいです。

 

※参考までに息子のノートの一部を掲載します。もともと漢字が苦手な息子ですが、
カラーペン使用時は意欲的だったように思います☆

カラーペン使用時①

カラーペン使用時②

 

カラーペンが使えなくなってから①

カラーペンが使えなくなってから②

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