2020年8月26日
調査資料:「学校で体罰や暴言があった際、学校や教育委員会はどのような対応をするのか?」を調べました。
板橋区の小学校(特別支援学級)で起こった、不適切な指導の問題解決をするため、教育委員会の指導室とやりとりをしてきましたが、その対応のずさんさを目の当たりにしました。
(詳細は、前回のブログをご覧ください。)
そこで、板橋区の学校で、体罰や不適切な指導があった際に、学校や教育委員会がどのような対応をすることになっているのか、マニュアル等を調査したいと考え、資料要求をしました。
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しかし、指導室からの回答は
「体罰や不適切な指導についての個別のマニュアルは無く、対応事案が発生した場合には、運営フローに基づき事案ごとに対応を検討する運営になっている」
というものでした。
この〝運営フロー〟とは、教育要覧より抜粋したもので、下の図になります。
「緊急対応チーム」としての対応となっていますが、このフロー図を見る限りではとても分かりにくく、
いつまでに誰が何をするかが全く見えてきません。
課題解決までの道のりが、より具体的に分かりやすく示されることが必要ではないでしょうか。
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都のガイドラインにもあるように、教職員は児童生徒の成長に大きな影響を与える存在であり、
専門的知識はもとより、豊かな人間性と使命感が求められます。
体罰を含む服務事故は起きないことが一番ですが、万が一起きてしまった場合には、
子どもたちへの影響やケアを第一に考え、迅速・丁寧な対応をしていただきたいと思います。