2023年9月15日
令和5年3月17日健康福祉委員会
令和5年3月17日健康福祉委員会-03月17日-01号
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出産一時金42万円で出産できる病院について
〇井上温子
一時金の中で産める病院を板橋区でそれなりに整備する必要性があると思います。そんなに収入が多い家庭ばかりではないと思います。もともと出産費用は42万円だったと思います。経済的に大変な方がいらっしゃると、「ここの病院どうですか」と(より安い価格で出産できる病院を)ご紹介くださるということを聞いていますが、板橋区内の病院で、もともとの42万円で出産できる病院がどれだけあったのでしょうか。今回(令和5年4月1日以降)50万円になったときに、50万円の中で出産できる病院はどれだけあるのか教えていただけますか。
〇国保年金課長
板橋区の各医療機関での出産費用については調査したものがございませんので、申し訳ございませんが、ご容赦いただければと思います。
〇井上温子
これを機に調査していただいて、資料を頂くことは可能でしょうか。
〇国保年金課長
出産については保険点数が決まっている医療とは異なりますので、医師会などとも相談しないといけませんが、なかなか調査は難しいのかなというふうには思います。
〇井上温子
今後、私も自分で調査してみますけれども、でも板橋区として把握しておくのはいいことなのではないかと思います。困難な出産の方たちもいらっしゃいますから、一時金の中で産めるというところは併せて目指してもらいたいと思います。
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国民保険料滞納の実態把握について
〇井上温子
かなざき委員が資料要求したものを見せていただきまして、昔から滞納世帯数は多いという印象を持っています。年代によっては3割以上が滞納している、そんな数字が出ていると思います。でも以前にも若い世代は、例えば社会保険料に移行するときに一時的に入るだけだから払うつもりがないのか、払わなくていいと思っているのか、何だかよく分からない状況の方もいらっしゃるというような話を聞きます。あと社会保険料に移行したけれども(国民健康保険に)加入しっ放しになってしまっている方だとか、そういう事例があると聞きました。そういうケースがどのぐらいいらっしゃるような状況なのでしょうか。何年もずっと国民健康保険に入っていて、払わなければいけないけれども払っていない状態という方と、社会保険に入って本当は加入してなくていいから脱退していく方もいます。あと、失業中で1年間だけの期間限定だから(国民健康保険を)払いたくないなと思っていらっしゃるような方もいらっしゃるようです。属性別にどのような傾向が読み取れるのかを教えてください。
〇国保年金課長
井上委員がおっしゃられたように、さまざまな事情がある方が滞納しているという状況がありますが、窓口でのやり取りで幾つかパターンが見えているものはあります。特に若い世代の方については、まず自分自身が医療にかかる機会が少ないので、保険のありがたさが分からず、こんなものは入らなくていいというふうに考えている方は確かにいらっしゃいました。国民健康保険というのは強制的に加入させられる保険です。他の保険に入っていなければ強制的に入るものなのですけれども、先ほど井上委員がおっしゃいましたように、こんなの知らないというような考えを持っている方が確かにいらっしゃいます。それにつきましては、案内をして加入に結びつけるようにはしていますし、就職などをして社会保険に移られた方が国民健康保険をやめる手続をしていないという事例は、かなりあります。私どもははっきり言って情報はつかめていないです。自動的に連動して資格を動かすわけではないので、あくまでも、社会保険に切り替えましたというお届けを(本人から)いただかないと、状況がつかめないということがあります。ただ、そのような中でも、いろいろと調査をできる限りしまして、滞納がずっと続いている方につきましては、調査をかけます。そうすると、差押えの前提で調べたり、振込口座を調べると、会社から定期的にお金が入っている、つまり給与というものがある。そこの会社を調べて、この人は社会保険に入っていますか、そうすると、入っていますよと言われるので、この人にすぐ国民健康保険(国保)をやめる手続をしてくださいというお願いをするという、そういった地道な作業で皆様のサポートをしていくというような取組もしているところです。結構これも大きな金額に結びついてはいるのですけれども、年間で2,000万円~3,000万円ぐらいの保険料の抑制にはつながっている状況です。こういったものを積み重ねて、これからも頑張っていきたいと思っております。
〇井上温子
そうすると、実態が分からないですよね。若い人たちの滞納が多いというのは、本当の滞納者数なのか、滞納に当たらない数なのか、どうしたらいいのかがちょっと分からなくなってしまう滞納者数だなと思いました。ただ、毎月自宅には「納付してください」という通知が届くわけですよね。少し理解ができない数字だなと思います。あとは、金額が高すぎるというところも(要因として)やっぱりあると思います。払いたくても払えないよという方がいらっしゃると思います。あり得ないぐらい高いです。そういう納付は高額すぎるので払えないという相談は実際、どれぐらい受けていらっしゃる状況なのか教えてください。
〇国保年金課長
ご相談の件数で、具体的な数字は出ていないのですが、例えば毎年6月に今年の保険料はこのように決まりましたというご案内を一斉に差し上げるのですけれども、そのときには大変多くの反応があります。国民健康保険料というのは1年前の所得でもって保険料を計算しますので、例えば会社をリタイアした方からは、今年収入がないのに何でこんなに保険料が高いのかというようなお問合せを頂くとか、そういった形での反応は非常に数多く入ってきます。その都度、ご説明をしまして、なかなか支払いが難しい場合には分割でのお支払いなど様々なご案内をしているという状況です。